「日本人はなぜ破局の道をたどるのか❓」
ワニブックス
これは2012年8月初版、発売当時に読み80年周期説を真剣に考え初めたキッカケの本だった。
(この本では78年周期としている)
当時は民主党野田政権時代。自民党は当時野党であり、谷垣禎一が総裁。一度は首相を降りた安倍晋三は、まだ世に出ていなかった。
今から7年も前、これから10年先の2022年まで一体どうなるのか❓まさかそんなこと❗️と思う予想もあったが、そのまさかは完全に的中していたので、非常にびっくり。もちろん、これからどうなるかの予想も書いてある。
この本では
・「明治維新」「終戦」を起点とし、明治維新〜敗戦までと、連合軍占領〜現在までの流れが、非常に酷似しているとした。
・衰退期の最後に破局が来るが、その約15時年前に重大な事件が起きるとする。
前々回なら
1853年黒船来航▶︎1967年大政奉還
前回なら
1931年満洲事変▶︎1945年終戦
と、事件発生からジエンドまで約14年経っている。今回の場合は経済崩壊の始まりとして、
2007年8月パリバショック
2008年9月リーマンショック
が挙げられているが、2011年3月の東日本大震災を挙げる説もあり、そこから14年経過するとしたら、2021年〜25年に破局が来ると予想され、いずれにしても大変動期の手前にいるのは間違いない。
私がしょっ中紹介している、80年周期説と同じであり、現在ではDフェーズだとする。つまり衰退期だ。この本では、衰退期の15年はこのように書かれていた。
更にこの15年間には、次のようなことがある…との指摘が。
① 世界のルール(に翻弄)
② トップと官僚の抵抗
③ 弾圧
④ 暴走と暴発
⑤ 天皇を戴く
⑥ 逆転ウルトラC
・2012〜2019年までに、予想されていたことで実現したこと
明治維新前を前々回、
敗戦前が前回とすると…
前々回の場合
① 西欧列強
② 無能な幕閣
③ 安政の大獄
④ 攘夷戦争
⑤ 尊王
⑥ 大政奉還
前回の場合
① バスに乗り遅れるな
② 軍部の独断
③ 治安維持法
④ 関東軍
⑤ 統師権干犯
⑥ 聖断
現在、つまり今回なら、
①はグローバリズムと、②は官僚の抵抗と指摘していたが、③以降はまだ起きていないが、今後起きる❗️と本に書いていた。
私は「んなバカな⁉️弾圧、暴走、さらに天皇に頼みこんで、何かのウルトラC、そんなことあるわけないだろ‼️」と、本を読んだ2012年当時はそう思っていた。
しかし❗️
7年後の2019年現在、この中の
③ 弾圧、④ 暴走と暴発 は、見事に起きていると思わざるを得なかった。
③は安倍政権の、マスコミや芸能人に対する批判封じ込めの動き、ネット上特に安倍批判をするSNSアカウントへの強制アカウント停止などだ。まさに現在の言論弾圧だ。
④なら暴発は、反政権派なら一部で起きているデモ、SNS上の反安倍運動、政権派なら一部のヘイトデモや、ネトサポ、ネトウヨによる反対派への攻撃、(恫喝、批判だけでなく冷笑も含む)だろうか❓
暴走は、一例として自民党安倍政権の韓国への敵意である。韓国の巡視船への接近による騒動や、韓国への禁輸やホワイト除外なんかだ。消費税増税など、国民の不安、政権への不満を外に向けるやり方なのはミエミエである。
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・この本からこれから起こりうること
まず改革の機運を持った者が立ち上がり、多くの人が納得するような主張をし、支持を集めると書いてあった。
あれ❓これって山本太郎じゃないか⁉️と
彼の出現を予見してたのか❓ただし、山本太郎とは限らないし、他の人かもしれない。新政党の勢力が天皇に何かお願いする…という可能性を指摘していた。⑤ならそうなる。
私は、天皇が新興勢力に支持を表明する…❓という事態を考える。あっても不思議ではない。旧勢力(今なら自民党政権)による統治が、どうしようもない閉塞感を生み出しているから…これは否定しようがない。
その後、⑥の逆転ウルトラC到来。令和の聖断、令和の大政奉還なんかがあるのかもしれない。
・旧勢力の没落と恨み節
前々回の明治維新、前回の敗戦もそうだったが、旧勢力の没落、一掃があると書かれていた。
幕末なら大名、旗本
戦前なら軍部、地主
大変革期に没落し、その後は恨み節
今回も旧勢力の没落があるなら、
・蓄積された富の放出、大移動がある
今なら自民党、官僚、大企業のトップなんかだろう。マスコミもそうだ。
今は安倍一強とか、彼らについていったら間違いない、安心…と思っていると、実はそこは沈没船なのである。早めに察知し、離れるに越したことはない。
旧ソ連もそうだったな。
今の日本って旧ソ連そっくりだから。
最後にこうあった。
日本人は保守的で自分から改革しようとはしないが、新興勢力の方が支持を集めると、あっという間に形成逆転し、旧勢力は没落してゆく。とあった。日本人は節操が無いので確実にあり得る。
小泉進次郎は令和の徳川慶喜❓
噂だと、時期自民党総裁候補とか❓進次郎はもてはやされている。しかし。彼が口先やパフォーマンスだけだと多くの人に知れ渡り、人気は以前より激減している、と先月記事に書いた。
彼は総理大臣になれないだろう。いやなれるかもしれないが、後世の人は進次郎を徳川慶喜のようだ…というに違いない。
徳川慶喜が徳川幕府最後の将軍なら
小泉進次郎は自民党最後の総裁か❓と
⬆︎ネット上にあった慶喜の写真。
偶然なのか進次郎瓜二つだ❗️
顔立ちだけでなく、歴史的役割も似ていると思う。ちなみに2013年大河ドラマ、八重の桜で徳川慶喜を演じたのは進次郎の兄、小泉孝太郎だ。