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いらっしゃいませ。

本日はディジー・ガレスピーのビッグバンドの1957年ニューポートおけるライブ盤である。
モダン・ビッグバンドの第一人者でもあるガレスピーはこの時40歳で、脂も乗り切った最高の状態であった。
ジャケのガレスピーおじさんがリラックスしている姿も微笑ましい。

メンツは、
DIZZY GILLESPIE (tp)
WITH
LEE MORGAN, ERMIT PERRY, CARL WARWICK, TALIB DAAWUD (tp)
MELBA LISTON, AL GREY, CHUCK CONNORS (tb)
ERNIE HENRY, JIMMY POWELL (as)
BILLY MITCHEL, BENNY GOLSON (ts)
PEE WEE MOORE (bs)
WYNTON KELLY, MARY LOU WILLIAMS (p)
PAUL WEST (b)
CHARLIE PERSIP (ds)

全9曲「DIZZY'S BLUES」「SCHOOL DAYS」「DOODLIN'」「MANTECA」「I REMEMBER CLIFFORD」「COOL BZEEZE」「SELECTIONS FROM ZODIAC SUITE」「CARIOCA」「A NIGHT IN TUNISIA」

ディジーのアナウンスから始まり、ご機嫌でファンキーな演奏がずらりと揃って頭からパワー全開である。
ピー・ウィー・モア、ビリー・ミッチェルが大健闘で熱のこもったソロを繰り広げる。ソロの内容が荒いながらもぐいぐい押してくるアル・グレーも聴き所だ。
さらにこの演奏に火をつけているのがウイントン・ケリーとチャーリー・バッシブである。この二人の追い上げが無かったらここまで盛り上がらなかったかもしれない。
最大の聴き所はLPでは入っていなかった「A NIGHT IN TUNISIA」で、御大ガレスピーの曲をリー・モーガンがソロをとっている。リーの早熟さには驚くものがありなんと18歳のソロはすでに円熟味を帯び始めている。後年ブルー・ノートで聴ける音がここには既に存在している。リーファンなら必聴であろう。
で、御大の輝かしいカデンツァで締めくくられる。

どうも有難うございました。