おはようございます。
今日は、「軍モノ」
昨日の「古着との出会い」にも少し書きましたが、
軍モノこそまさに古着との出会いを感じるアイテムです。
そもそも軍モノとは、「ミリタリー」とも呼ばれ、
"軍隊の""軍用の"といった意味を持ちます。
戦争時等に軍人向けに作られたものになります。
その良さの一つは、機能美です。
地域性に合わせた防寒性能や防水性能を備えたものや、
用途に応じた生地感、ポケットの大きさなど、細かく機能性に拘って作られているのです。
そしてシンプルなデザイン。
迷彩柄がパッと浮かぶ方もいるかと思いますが、
カーキやブラウン、ネイビーといったベーシックカラーものも多く、
現代のファッションに取り入れやすいもの魅力の一つです。
「軍モノ」の良さは、これまで多くの名高いファッションデザイナーが参考にし
服を作って行きました。
その代表的なものが、「マルジェラのM-47」
M-47とは、名の通り1947年に誕生したフィールドパンツで、
1960年代にはフランス陸軍にて実際に使用されていました。
その性能や生地感、形に魅了されたMartin Margiela(マルタンマルジェラ)は、
M-47を裏返してモデルに履かせ、ランウェイを歩かせました。
この話にあるように、今や50年以上前に作られた洋服が、
現代においてものその性能や形が評価され続け、人気を博しているというのは、
とんでもないことだと思います。これが軍モノの最大の魅力です。
私も数多く軍モノを所有しており、愛用しています。
小出しにご紹介していきますが、今日はこちら。
「ジャングルファティーグ」です。
立体的な4つポケットが特徴で、正式名称は「コンバットトロピカルコート」
熱帯被服を意味し、1960年代前半ベトナム戦争時に導入されたアイテムです。
年代を追う毎にディティール改良がされて行き、計4つのモデルがあります。
それぞれはまた別途で解説しますが、私のモデルは軍隊の他民間支給もされたもので、
厚手で強度のあるノンリップ生地を使用した1970年代のモデルになります。
そして写真のコーデでは、アメトラ感を全開に出してみました。
「軍モノ」、是非お試し下さい。
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