今朝、顔を洗って、
タオルを出したら、いい香りがした

ああ、これって
いつかの私が、今日の私のために
洗って畳んでおいてくれた
タオルだな

…おお、初めての感覚

私は今までずっと
誰かの役に立ちたい、って思って生きてきた

娘がお空に上がる前は
娘の毎日が、将来が
彼女にとってよりよいものになるように
(娘にとっては邪魔で仕方なかった
だろうけど)

パパにとっては
パパの仕事がうまくいくように
(これは自分を殺しすぎて
結果的には継続できなかったけど)

お仕事も基本的にはそのスタンスでしてきた

でも、今日、初めて心から気付いた

いつかの自分のために
今の自分が何かするって見方があるんだよな

それは自己投資とか、自己研鑽とか、
自分へのごほうぴとか
大仰しいものではなくて

お掃除やお料理、お洗濯が
毎日の小さな行動がすでに
自分のためになっているということ

…ああ、そうだったんだな

自分のためだから
誰かが心地いいかとか
やりすぎてないかとか、
傷つけてないかとか、
考えなくてもいいし

誰かが見てる、とかいうこともないし

誰かのために、の客体は
自分のために、ってこともあるんだな

…目からウロコ

顔を洗っただけなのに
そんなことに思考が及んだ朝でした。