お久しぶりです、旅行ブロガーに転身したのかと噂になったりなってなかったり。目黒です。


4ヶ月ぶりのブログ更新も旅行ブログだよ。刺繍?してるよ。インスタ見てね。



さてさて今回来たのは富士吉田市!
やんわり静岡県だと思ってたら山梨県だった。怒られちゃうね。でも私は知ってるんだ。山梨県民も静岡県民もおっとりしてるからそのくらいじゃ誰も怒らないんだ。なんなら富士山すらぶっちゃけ何県でもよくね?って思ってるんだ。雄大な富士山を目の前に目黒の主語も大きくなってる。











何故、富士吉田。





これに行きたくて、富士吉田!








この辺りは東京からだと高速バスがアクセス良いんですね。2時間ちょい、2,000円で来れちゃう。最高。








河口湖駅にて、私以外の全員が下車した為

(本当に凄い勢いで全員降りた。この次の駅、地獄?ってくらいの勢い。)









最前列オープンビューを独り占め。



富士急ハイランドという施設でお金を払って拷問される人々を、信号待ちのバス車内から観察する。



ただでさえ酒で脳みそ溶けてる私があんなのに乗ったら遠心力で耳の穴から脳…(自主規制











富士山駅に到着!





今回お世話になった民泊MATSUYAMA BASEさんは自転車の貸出があったので、借りてみる。



ママチャリ以外の自転車に数年ぶりに乗ったら


サドルの高さに対してハンドルの位置が低くて戸惑う。自転車ってこんな土下座みたいな姿勢で乗るものだった…?もしかしてこれが噂に聞くシティ・バイク…?


え、ここシティ…? #失礼おばさん









慣れない自転車に四苦八苦しながら

とりあえず名物のうどんを食べよう。と、桜井さんへ向かう。自転車に慣れず、一回転ぶ。



富士吉田はあの有名な平べったいほうとうではなく『吉田のうどん』という名物うどんがあるという事で


「美味くはないけど、文化だからガシガシ食え。」という友達(酒師匠)のありがたいお言葉を信じ






温か冷しかない二択のメニューに胸を打たれながら『うどん』という名称の文化を噛み締める。




目の前に座った上下スウェットの爺さん(座敷のテーブルにて相席。これが相席屋か。)が、温も冷も両方頼んで同時にしばいていた。好き。男塾の卒業生かもしれない。



それにしても爺さん、こんな硬いうどんよく二杯も食…(黙っとけ












さてさて、本題のアートウィークですよ。




かわよ








これ



絵じゃなくて、織物だって。

理解できん。凄い。








音も



感触も



工場の屋根に落ちる雨の音も




良かった。そして何より



人が少ない。(私の大好物)











ここも凄かった。ちょうどパフォーマンスの時間に立ち会えて



忘れられない。



時間



歴史、というか


人の、街の記憶、想い、洗練された技術、衰退した技術


色んなものが何層にも何層にも積み重なった断面図を観たような





なんとも言えない美しさと哀しさがあった。










そして旧文化服装学院に展示されていた





津野青嵐さんの作品『ねんねんさいさい』





美しくて泣いた。








元々3Dペンというものは知ってはいたけど、こんな事が出来るのかと驚きもあったし


何より、愛があった。





祖母への尊敬と愛情




融合と溶解

混沌とした美しさ。




アートに限らず



誰かが誰か(何か)を強く愛したり、想ったり、信じたり願ったりして


時間をかけて

祈るようにして作られた、美しい物が好き。



そういう物をたくさん観たいし


私自身も、そうやって物を作って生きていきたい。












突然、雨が降ってきたから


『あなたの布の思い出』のコーナーに参加してみる。










後半へ続く。