皆さん、こんにちは

富山県人になりたい武石です。


 天気が良かったので、黒部川渓谷の入り口でもある「宇奈月温泉郷」「宇奈月ダム」「宇奈月発電所」を見に行ってきました。


名物のトロッコ列車


トロッコ電車が走る鉄橋と、昔の鉄道跡トンネル


 黒部川というと、黒部ダムですよね。でも黒部ダムには山奥なのでそんなに簡単に行けません。


 そういえば「クロヨン」とも呼ばれるけど、黒部第4ダム? 数字は何のこと?と思われる方もいると思います。ちょっとまとめてみました。簡単に言うと、黒部川の下流から上流に向かい、順に発電所を作っていき、その水供給のため新しいダムを作っていったということです。


1927年 柳河原発電所完成(実質的な黒部川第一発電所)      1992年にダムに沈んでしまう。

1936年 黒部川第2発電所完成 小屋平ダム建設

1940年 黒部川第3発電所完成 仙人谷ダム建設

1963年 黒部川第4発電所(通称クロヨン)完成 黒部ダム建設


黒部ダムポスター


 特に、この黒部ダムの建設は、世紀の難工事とよばれ、延べ1000万人が投じられました。詳しくは「黒部の太陽」の小説と映画を見てください。なんでここまでできるのかと、感動ものです。


このあとは、黒部川が氾濫するので治水を兼ねて、追加のダムが作られています。

1985年 出し平ダム(砂防目的)と出し平発電所

2001年 宇奈月ダム(多目的)と宇奈月ダム 


 今では、宇奈月は「黒部峡谷鉄道」いわゆるトロッコ電車の始発駅ですが、第3ダムのところまでしか走っていません。かつては美しい警告の川沿いをガタゴトと、工事人を載せて走っていったのですね。 いまでは観光客が乗っていますが、昭和に観光客も載せてくれ!との要求が強まり、当時は「事故で死んでも自己責任」と駄洒落のような誓約書を書いて乗り始めたのが、観光のはじめだそうです。


 宇奈月温泉とは、新幹線の駅にもなっていますが、実際宇奈月温泉とは車で30分も離れています。なんでそういう駅名になったのか不思議です。 黒部川の奥のほうに温泉があったのは一部の人に知られていましたが、宇奈月に温泉が出ているわけではなかったようです。 アクセスがよく渓谷の雰囲気が味わえる宇奈月の地に、温泉を上流から筒を使って引いてくるということで、温泉街に仕立て上げたのが始まりです。


宇奈月発電所と宇奈月ダムの様子


黒部川渓谷の絵画を集めたセレネ美術館も見どころ満載でした。



最後はダムの端っこに、素朴な露天風呂がありましたので、久しぶりに温泉♨️を楽しむことがてきました! とちの湯



立山連峰を望む露天風呂


アルカリ温泉無色透明の美人の湯でした。料金は510円とちょっと高いかなって感じですが、自然を満喫できました。


今度はトロッコ電車に乗って秋の渓谷を楽しみたいです。ではまたお会いしましょう。See you soon!