一旦、背負った荷物を降ろしてみる | ライフスタイルを再構築するーーーライフスタイルコーディネーター 武井 利晃 のブログ

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心の鎧を脱ごう!武装したお城から出よう!いらないゴミは捨てよう! 身も心もダイエット・スリム化して本来の自分に戻ろう。あなたはそのままでもう美しくて素晴らしいーーー ダイエット お金 仕事 様々なライフスタイルのテーマを自分軸で考えて行きます。

今日は空気が清々しい。

乾燥注意報が出るくらいの
乾いた空気は、サラサラな
爽快感を生み出す。

「まるで、どっか欧州の
夏を思わせる陽気・・・」

そんな感想が思わず出てし
まう。


部屋の壁に向かって配置し
てある大型の机の横に、

その半分ほどの大きさの小型
の机を「窓に向かって」配置
し、景色を楽しみながら
原稿を書くことにした。

風に流されて細やかに騒めく
若葉の緑が眩しい。

流れ込む風も心地よく、
居ながらにして旅行気分が
味わえる・・・(微笑

(結局、心地よさを味わうって、
どこに行くかじゃないんだよね、
って、思ったりもする ←これは
別途、書くことにします!)

まあ、真夏になれば、とても
暑くって出来ない事・・・。

今のうちに楽しんでおきたい。

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なんとなく「座禅でも組んで
瞑想でもしたいなぁ〜」と思っ
ていたところ、TVで、
その通りの番組に出くわした。


NHK「ドキュメント72hours」
だ。


ご覧になった方もいらっしゃるかも
しれない。


「禅寺修行、始めてみました。」

とのタイトルそのままに、
様々な事情を抱えて、お寺での
「宿泊ありの禅修行」に臨む人
たちを密着レポートしたものだ。


修行というと、「滝行」のような
厳しいものをイメージする事も
多いが、

休憩時間(自由時間)も多く設け
られ、一般人にも非常に取り組み
やすいものになっているのが印象
的だった。


早朝の勤行に始まり、消灯に至る
まで、「禅修行」を中心にして一日
が過ぎて行く・・・。

深い禅瞑想の中で、一体何を得る
ことができるのであろうかと、
参加者それぞれの心の動きに目が
釘付けになった。

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「この修行だけで悩みが解決する
ことはないですよ」

というのは、番組の最後に
インタビューコメントをした
このお寺の住職の言葉であった。

「ここに来て、一旦、背負った
荷物を降ろしてみる。その中で
それぞれが何かを感じ取る・・・」

そんなニュアンスの言葉で締め
括られていたが、「このような
時間を持つことに意味があるのではな
いか」といった意味の言葉が、
いたく心に突き刺さった。


「一旦、背負った荷物を
降ろしてみる」


言わずもがな、多くの大人は
荷物を背負っている。

それも重量物を無数に・・・。

もう無理だというのに、

「まだまだ」

「もっといける」

と額に汗して、背負い込むこと
を止めようとしない。

そして、たまに、背負い込んだ
自分の荷物の大きさに押しつぶ
されて、人生の休戦を余儀なく
されるのも、また珍しいことで
はない。


これまで、私の仕事柄もあった
のだけれども、

数多く、そんな光景を目にして来た。

「降ろせば、楽になるのに・・・」

の言葉は、彼らにとっては無責任
な言葉にしか映らない。

私から見ての話だが、

「自沈して行く」

そんな大人が、多い、多い・・・。


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知らず知らずに、人は急いて
生きてる。

私も例外ではなく、せかされ、
競争させられ、慌てさせられて
いる。

いや、正確には、

勝手に急いでいる

勝手に競争している

勝手に慌てている

のである。


急ぎ、競争し、慌てているのは、
自分の「怖さから」「不安から」
逃げることができて都合が良い
のだ。

この微妙な心理と、
これをうまく利用したい、例えば
企業であれば経営者・幹部と
サラリマンとの関係にあるような、
経営者・幹部とが絶妙に結びつく・・・。

刑法チックだが、

必要的共犯関係

なんだと思わすにはいられない。

両者がいないと犯罪が成立しない、
特徴的な犯罪がこれだ。


ここで大事なのは、

「あなたが悪いんです」

と言うのは良いけれども、

「お前もな!」

に反論できないことを知ることだ。


厳しいかもしれないけれども、

潰れる前に降ろすことだ。

大丈夫、誰もあなたを非難しないし、
その権利は誰にもない。

仮に避難されたとしても、それは
聞き流すことだ。

もう、鎧は置いて良い。

重い武器も要らない。

わざわざ戦わなくって良いのだ。

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自分が自分に仕掛けた

「戦い」

を終わらせる。

「戦わなくてはいけない」

「負けたら、大変なことになる」

それは幻想なのだ。

「怖い」「不安」なままでいいから、
「戦い」を止めてみる。武器を置い
てみる。

そして「戦死するかもしれない」け
ど、そのまま「手ブラで裸で
突っ立ってみる」のだ。

「大丈夫だから」と言う言葉を信じ
てやってみる。

すると「やって見たら、死ななかった」
と言う結論に至ることが多い。

「怖さ」は、頭で、心の中で勝手に
描いた幻想だったと気づく。

敵はいなかったのだ。

現実にはそんなもの無いのだ。


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一旦、荷物を降ろす。


無心になって周囲を眺めてみる。

自分をリセットして、客観視して
初めて見える世界がある、と思う。

そして、

「ああ、何もなくても良かったんだ」

と寸分でもいいから思える時間
があると気が晴れる(笑

そう、そうして、また終わりの無い
「荷物運び競争」を、「笑いながら」
してみるのだ。

何かを少し悟って・・・・。

「ビリでも良い」

「ヘラヘラしても良い」


そして、疲れたら、一旦また降ろし
てみる。

そんな人生の旅の方が、
楽しいはずだ。

(たけぽん)

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