サンダーヘッダー | 猫とかバイクとかいろいろ

 

先日のカウルに引き続き、今度はマフラーの加工依頼です。

 

サンダーヘッダーのハーレー用サイレンサーですが、これが巷の評判通りかなりの爆音。

流石に気が引けるので、もう少し良心的な音量にしたいとの事。

 

普通のマフラーなら出口にバッフルを付ければ済む話ですが、このマフラー少し変わった構造をしており、出口の先に傘状のカバーが付いているのですが、その重なる部分には隙間があります。

単純に出口を絞るだけでは、この隙間から前方に排ガスが吹き抜けてしまうので効果半減。

 

 

かと言って、中の開口部(約8㎝)より、先端の穴径(約6.5㎝)の方が細いのでそのままでは蓋になる様なパーツを入れ込む事も出来ません。

 

そこで色々考えたのが、何点かの部品に分けて先端のカバー部分の内側に小さな膨張室を作る案。

カバーのテーパーに合わせて組み上げれば、マフラー本体を加工する事無しに固定出来るのでは?

と言う事で、早速部品作りに取り掛かります。

 

材料の1.6mmの鉄板をサンダーで切り出し、各パーツを必要な形に加工。

 

先端を塞ぐバッフル作り、先ずは出口径に合わせて輪っかを曲げます。

 

綺麗に丸くするのは結構大変。

出来上がった輪っかを溶接しバッフルの蓋部分を制作。

ここが今回一番の難所です。

 

中の穴を塞ぐパーツは、狭まった出口から入れられる様にに分割。

中で広げられる様にしてみました。

 

大体の目途が付いたので、今日の所はここら辺で終了。

 

後の作業は、様子を見ながらぼちぼち続けます。