今回は、近所に住むFTR乗りの友人から少しばかり風変わりな依頼。
お墓に備え付けの燭台らしいのですが、針の部分が劣化して短くなってしまった為、蝋燭がきちんと刺さらず不安定になってしまうとの事。
良く見ると、固定する為の足部分もクラックが入り、今にも折れてしまいそうです。
蝋燭の火で高温になるので樹脂類で接着や整形はNG、かと言って素材がアルミなので溶接も無理。
と言う事で針部分を新造する事にしますが、一年中風雨に曝される物なので、直ぐに錆びてしまう鉄類は避け真鍮製のフックを利用します。
金属に木ネジでは都合が悪いので、ダイスで新たにネジを切り直し、
折れる寸前だった燭台の足部分も一度切り落とし、針を固定するナットとして使える様にタップを立てます。
針代わりのフックを適当な長さに切って先端部分を成型。
出来上がったパーツで、お皿部分を挟み込んで締め込みます。
そして完成!
この所はバイク弄りの熱もすっかり冷めてしまい、その代わりに何でも屋の様相を呈して来ました。