正座をし、襟を正して読む。
静けさの中に、ブッダの声が響く。
「阿含経典」、原始仏教の最も古い初期聖典。
触れる時、血の浄化が始まるようで…清々しくなる。
なんて、純粋なんだろう。
2500年前の時を経て、語りかけてくる。
「阿含」とはアーガマ、即ち「伝えられたもの」と訳す。
ブッダ入滅直後、一番弟子の摩訶迦葉(マハー・カッサバ)が主催した第一結集で、ブッダの声をまとめ上げた代物。
ブッダの人格が、手に取るようにわかる。
「内面に向き合い、心の充実、精神の向上、心身の調和をはかれ」と、繰り返す。
ブッダは、「苦からの解脱、自己救済」を徹底的に実践し広めたヨーガ業者である。
真理の教えは、そこに辿り着く道筋を我々に教えてくれる。
登る道は違えど、目指す頂きは同じなのだ。
我、「太極」の道を選び、そこを目指す者。
新年の静けさの中で、心に清らかに響き、幸せを感じます。
合掌。