春の足跡が聞こえて
 
確実に冬の終わりの気配を
 
感じる2月
 
春が目前な時こそ
 
冬の寒さが身に沁みるのは
 
年のせいだろうか
 
 
寒くて身が縮こまってしまう時期だからこそ
 
ココロも固まってしまわないよう
 
音楽を聴いたり
 
本を読んだり
 
を意識的にしています。
 
そんなわけで今冬
 
収穫のあった本をば紹介します
 
 
 
チョイスしたのが直木賞と芥川賞作品
 
ということで「選ぶ冒険」
 
を放棄している
 
と言われても全く否定できないですが
 
ココロ揺さぶる物語は賞とか云々ではなく
 
その時の精神状態に
 
文章がうまく寄り添ってくれる
 
そんな感覚があるから
 
今という時代にマッチと言えるのかもしれません
 
 
自己啓発本のようなHOW TOよりも
 
物語だからこそ登場人物の言葉や
 
環境、運命に学ばさせられるんでしょうね
 
 
アメトーークで又吉が本に熱中し過ぎて
 
読んでる最中に本に頭ごと入り込む感覚と
 
表現していましたが
 
そういう感覚すごく分かる気がします
 
 
ボクも普段、通勤途中での読書では
 
読んでいる途中から
 
ココは電車の中なのか
 
作品の舞台なのか
 
錯覚するときあります
 
それくらいこの2作品はハマり過ぎ注意
 
 
蜜蜂と遠雷 蜜蜂と遠雷
 
Amazon
 
お話はとある世界的に有名なピアノコンクール
 
それぞれの境遇から勝ち上がってきた
 
コンテスタントがピアノに向かうまでの心境と
 
弾いている時の感情、そして巻き込まれる観衆
 
運命の結果はいかに、、、
 
「音の世界」が見事な言葉で表現されていて
 
読んでいるのに途中から演奏が聞こえるような
 
お話でした。普段クラッシックを生で聴かないけど
 
これを機にクラシック音楽を聴きに行きたいな
 
と思った作品です
 
 
恩田陸は説明が場合によっては
 
まわりくどかったりするんだろうけど
 
ピタッと嵌ると読了までは
 
恐ろしいスピードでページがめくられる。
 
夜のピクニック、ユージニアあたり
 
再読してみようかな、と。
 
 
 
コンビニ人間 コンビニ人間
 
Amazon
 
その人にとっての
 
日常で当たり前に見える世界が
 
違う人にとってはとんでもなく異常で
 
奇異に見えたりする
 
気がついたらその奇異に対して
 
世間の「当たり前」という名の脅迫に
 
追い込む普通(と思い込んでいる人々)
 
という名の集団心理。
 
就職して結婚して子供を持つことが
 
なぜ「当たり前」の幸せと呼べるのか
 
ダイバーシティといった多様性という言葉が
 
重宝される一方で
 
「当たり前」じゃないといけない
 
普通という名の凶器がホラーに見えてくる
 
怖さがありました
 
 
 
ちなみに又吉が薦めていた
 
中村文則さんはちょっと世界が深すぎて
 
浮きあがれない感があり
 
僕としては重過ぎる感覚
 
本の2倍くらい重厚である作品だと思います
 
これはあくまで個人の感想なので
 
オススメするしないの話ではないので悪しからず。
 
 
 
 
私の消滅 私の消滅
 
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アメトーークで選ばれた本も
 
非常に本屋で手に取りやすいまでは
 
いくけども実際読むには
 
又吉、若林、光浦の3者全員
 
が絶賛するくらいがいいのかなと思いますね
 
現に「コンビニ人間」
 
は本当に出会えて良かったと思える小説です
 
 
 
「サラバ」以来、西加奈子さんにハマったのも
 
アメトーークのおかげ
 
私の場合、特定の著者が好きになったら
 
しばらくはその人の作品しか読まない
 
という極端な性格なので
 
出会いさえあればハマっていく
 
読者タイプなんでしょうね
 
 
西加奈子さんは何かしら欠けている
 
主人公(そもそも欠けていない人なんていない)
 
むしろそれが補うくらいのエネルギーで
 
突破していく(生きていく)のが清々しい
 
割と今だからこそ読みたくなる作品です
 
サラバ! 上 サラバ! 上
 
Amazon
 
 
あと最近読んだ本では
 
大宮エリーさんも良かった
 
大宮エリーさんはエッセイも爆笑間違いなしですが
 
やっぱり広告出身の人の物語は
 
その考え方、ユーモアが好きだなぁ
 
こんな方が広告出身だと勇気を貰えます
 
「猫のマルモ」は短編集で且つ
 
主人公が人間以外の動物という設定
 
動物は動物なりの人間(動物)模様が
 
描かれるいるんだけどそっちの方がリアルというが
 
スッとココロに教訓として理解できるのが面白い。
 
 
 
猫のマルモ 猫のマルモ
 
Amazon
 
 
 
こうやって書くと
 
大体週に1本ペースくらいで
 
本を読んでるんだけど
 
悪くないペースですね
(誰に言ってるのやら)
 
 
できればこうしてマメに
 
書評を書くことで
 
今の自分に
 
寄り添う物語と言葉を
 
大事にしていきたいなと
 
思います
 
 
村上春樹が地下鉄サリン事件で
 
オウムの人たちに
 
インタビューをした際に
 
共通していたことが
 
「皆、本を読まない」
 
ということだったそうです
 
 
また村上春樹の読者からの手紙で
 
とある宗教団体から抜け出すために
 
その命綱となったのが隠れて持ち込んだ
 
文庫、ちなみにそれは
 
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
 
だったそうです
 
 
 
 
「本を読むといい」
 
と幼少期の頃から学校では言われるけど
 
その時はなぜ本を読まないといけないのか
 
という反抗心みたいな理由
 
で読まなかったりするけど
 
自分にあった著者、作品
 
に出会える可能性がある限り
 
読書は人に薦めたいなと思います
 
 
読書量は今の自分のバロメーター
 
だったりするので
 
ボクにとっては
 
読むこと自体生活の一部に
 
なっていますが
 
Facebookなんかで書評を書くと
 
「ポチりました」
 
なんてコメントをもらうと
 
ありがたいし
 
もっと皆SNSで今読んでいる本を
 
教えてくれたらいいのになぁと
 
思います
 
読書感想とSNSは割と相性いいです、きっと
 
 
これだけ本を読んでると
 
又吉みたく本を書きたくなる衝動が
 
起きるのは割と自然なことだと感じます
 
ボクの場合、そんな気持ちで書いたのがこの
 
 
だったりもするけど
 
書いてみたからこそ、書くことの難しさ
 
読むことの面白さを実感できるのも事実
 
 
またいい本との出会いがあったら
 
ココで紹介したいと思います。
 
ではでは引き続き読書に戻りますね