格闘技のセコンドの仕事 | 格闘技とこにゃにゃちは!

格闘技のセコンドの仕事

今日はセコンドの仕事

(格闘技の試合で選手のコーナーにいる仲間)を

実際にやってみて

思った事を少し書いてみようと思います。


今まで

俺がコーナーについてセコンドをした選手は


リバーサルスポンサー選手で


ブラジリアン柔術黒帯の小野瀬龍也選手

寝技の世界で知らない人はいないバレット吉田選手

パンクラス第一代フライ級王者砂辺光久選手

そして明日 両国国技館で試合をする 大澤茂樹選手


この4名の選手のセコンドをしています。


その中でやっと最近

セコンドとはどういうものか

少しずつわかってきました。


俺の失敗例で話した方がわかりやすいと思いますので


さらっと失敗例を


まずは

去年の戦極で大澤選手のセコンドをした時(ロニー牛若戦)

1Rに大澤選手はロニー選手にカウンターを合わせられ

いいパンチを貰ってしまいました。

その時に右目は眼下底骨折をして 試合初っ端から大澤選手は

右目が二重三重に見え距離がつかめない事態になっていました。

ですがラウンドインターバル中にコミニュケーション不足で

大澤選手の異常事態に気付かず+大澤選手も事態を伝えずに

ラウンドは進んで行きました。

一歩間違えば選手生命をも絶つ事態が

試合中に起きるって意識がなかった事にセコンドとして反省がありました。


試合終了後に選手はプライドがありドクターの検査を嫌がる傾向にありますが

心を鬼にしてドクターを呼び 大丈夫だと言う大澤選手と病院に向かいました。

ここまでの大怪我をしたことがなければ自分がどんな状態なのかわからない選手もいると思います。

だから試合後もセコンドの仕事は続くと思います。

病院につくと気がゆるんだのか 大澤選手は嘔吐しました。

骨が折れていると人は嘔吐するといいます。

この経験をしたからこそ 今 セコンドを真剣に考え 選手に厳しくなれるようになりました。

そして自分にも厳しくなれました。


そしてこの試合の内容でも反省点はありました。

ラウンド中に異常事態が起こったら必ず選手はセコンドに隠さず伝える事が大事で

もし仮にまだ試合ができる内容の怪我であれば 戦術を変え

厳しい態度で打撃が無理ならテイクダウンをしてなどの戦法を変えさせられる

命令が出来なくてはセコンドとしている存在価値はないと思いました。

セコンドはタラレバを事前に考え 指示できなくては意味がないです。

それを指示するには日ごろからの信頼がとても大事だと思います。



去年のアブダビ(寝技世界一決定戦)で

バレット吉田選手のセコンドをしました


バレットはプロとしてもかなりの実力者です

今までグラップリングやブラジリアン柔術の試合やZSTなど

バレットの色々な試合のセコンドをしてきましたが

バレットの目標にしている寝技世界一の称号を獲れる大会を

バレットが精神面や体調面を調整してきていないはずはないと思いこんでいた自分がいました。

そしてこの偉大な大会でバレットのセコンドをする事に俺は緊張をしてしまい 舞い上がり

そんな調子の悪いバレットを見抜いたのは 残念にも試合中でした。

動きには精神面が必ず表れます 迷いは動きに必ず表れるし 表情にも


この経験は試合前の選手の精神面がどんな状態なのか?

そしてどのようにポジティブにモチベーションを維持させられるか

そしてどんな言葉を必要としているのか

考えるようになりました。


WBC ボクシングの世界チャンピオン

長谷川穂積選手は相手の試合映像は見ないそうです。

それはセコンドがする仕事 そして映像を見たセコンドが

戦略と戦法を考え 自分はその練習をし 実行するだけ

という 100% 信頼の元 試合に臨むといいます。


タオル(命)を任せられるセコンドを

自分が培った経験を少しずつ伝えて

さらに真剣に格闘技のセコンドをする人を増やせていけたらなと

生意気にも思っています。


セコンドはとても重要な仕事

タオル(命)を預かる仕事



だよ



明日、大澤選手のセコンド頑張ります!!!