均等に面取りを行うことは難しいことです。
面の大きさ、均一にやすらないといけません。
そこで、たくさんの駒や積み木を作るときにスピーディに
そしてキレイに面取りするための機構を作りました。
動画(Youtube): https://youtu.be/FKxlPdpc45U
昔買ったバネを用意。4本ほしいところですが、アリモノで対応。
ランバーコア合板を45度の角度で切断し、板の底面から
7.0㎜出るように固定しました。
7.0㎜の根拠は5.5㎜べニアを入れると深さ1.5㎜の面取りができます。
もっと面を大きくしたければべニアを薄くすれば良いという計算です。
①面取り台が下がり切らないようにするスペーサー
ベルトサンダーとの関係はこんな感じです。
手前側
奥側
ベルトサンダーは4点それぞれで高さが異なるため、
4本のスペーサーの長さもすべて異なります。
5.5㎜べニアを入れるとこんな感じ。
45度の角度で材料が下りてくると、深さ1.5㎜が
ベルトサンダーに削られる予定です。
②面取り台下部。
こちらは面取り台上部を受け、バネで
イニシャルの位置を上げておくためのものです。
ベルトサンダーとの位置関係はこんな感じ。
③面取り台上部
付いているべニアは位置をずれにくくするためのものです。
これで完成。
大きくは3ピースの部材でできています。
面取りをしてみます。
面取り前↑
面取り後↑
1.5㎜程度の面をキレイに取れました。
一つの駒、積み木には12回の面取り作業が必要ですが、
深さやベルトサンダーとの平行を気にしなくてよく、
作業効率が非常に上がります。
また、面の大きさも統一され、きれいな仕上がりです。
後日、「モクコレ2018」で積み木業者さんに
どのように面取りしているのか聞いたらほとんど同じような
作業で行っているそうで、自身になりました。
手にやさしく、良いものづくりをしていきたいです。
動画(Youtube): https://youtu.be/FKxlPdpc45U