レースとスポンサーと
モータースポーツには厳しい時代になりましたね。
いろんな企業にアタックしても
「今の時代は…」
「環境が…」
とか、そんなことを言われたりすることが多いんじゃないでしょうか。
よくドライバーやマネージャーが企画書を持って歩いて、説明して、っていう流れなのでしょうが、実際に企画書を見てみると企画になっていないことが多々あります。
じゃあ、企画とは何かというと、雑誌に載るから、とかサンプルを配るとか、テレビに出るとか、ラジオに出るとか、そういうことを謳うことじゃないと思います。
そんな感じでスポンサーを獲ろうとすると、根性が必要です。
だって収益が見えないから。
ま、広告なんてそんなものかもしれないけれども、レースだったら観客も少ないし、広告としての効果はどうでしょうね。
本当の企画というのは、入口と出口が見えてるものです。
投資した分だけ見返りがあるように企画するのを紙にしたものが企画書なのだから、そういうことを考えられるようになったら、ドライバーもマネージャーもスポンサーを受けられるようになるんじゃないですかね。
僕がスポンサー活動をしていて言われたことに、
「1+1が2じゃだめなんだ、1+1が5とか10になるなら金は出すよ」
というのがあります。
レースに100万円突っ込んだら500万円の収入になるような企画になってますか?
僕がレースでスポンサーを獲得する場合は取引先を見つけてきて、お互い利益を出させたうえで、どちらにも出資の話をします。
儲けさせてるんだから、投資してくれる価値があることを相手方にメチャメチャアピールしますね。
こういうやり方はすごく売りやすいでしょう。
時間はかかるけれども。
夢とか将来性を売れればいいけど、売りにくくないですか?
企画なんてそんなものです。
レースを事業にするにはどうしたらいいか考えてたら、ちょっと思い出したことがあったのでエントリに載せてみました。