これからの季節、腹痛でお薬を買いにこられ下痢がある場合、下痢止めは勧めないようにしています。
最近は腸活をしている方も多く、例えば食中毒が腸内細菌のおかげで軽い症状で抑えられている事も考えられますし、冷たい物を食べてお腹が冷えただけの場合もあります。
原因は薬局では分かりませんが、多分これが原因と言われても違った場合に症状の悪化を招くおそれがあります。
なので、幅広く使える藿香正気散を勧めています。
医療用にはありませんが、いいお薬なんです。
昔は、日本にはなく中国から輸入して販売していた方も多くおられ、色々なタイプで販売されていた!と教えていただきました。
この藿香正気散は、中国のコロナの治療に関する報告の中で、中医師の報告の中にこんな症状の方は藿香正気散を飲むといい。と書いてあった為に注目されたお薬です。
構成生薬はビャクジュツ・ハンゲ・ブクリョウ・コウボク・チンピ・キキョウ・ビャクシ・ソヨウ・カッコウ・ダイフクヒ・タイソウ・ショウキョウ・カンゾウ
の13種類となっています。
味は、症状と薬が合っていたら美味しいです。
後味が仁丹っぽい感じの気がします。仁丹を知らなかったら分からないですよね…。
また、下痢をした時はOS-1等の経口補水液でしっかり水分補給をしましょう!特に、感染性胃腸炎や食中毒の場合は上からも下からも水分が出るので脱水症状になりやすいです。夏の脱水症状は、熱中症にも直結する為にお気をつけ下さい!