大雨

大雨の被害ニュースを見聞きするたびに、

どうにもやり切れなく、

いたたまれない気持ちになってしまう。

生活の基盤づくりは終えていなかったのだろうか。

災害復旧の工事は進んでいなかったのだろうか。

総裁選挙も大変なのだろうけれど、

見通しをつけておかねばならないことが

あるのではないだろうか。

“北陸割”もいいけれど、

被災地域の復旧振興につながっているのだろうか。

すべきことをしないで、

予算をつけているだけはないのだろうか。

仮設住宅は泥だらけだ。

泥を片付けるだけではダメだ。

臭いがきつくて、住めたもんじゃない。

これから寒くなる。

我慢を強いるのだろうか、

水の流れは強くて、

アスファルト舗装なんか簡単にめくって行ってしまう。

田畑は大量の石混じりの土砂で埋めてしまう。

住み慣れた土地で生活していけるんだろうか。

この間、１日休んで電車乗りに出かけた。

大雨ですぐに止まってしまうローカル鉄道線だから、

廃線にならない今のうちに乗っておこうと出かけた。

朝から雨が降っていたし、

９月に入っていたから高校生で満員にもなった電車。

乗る時期を間違えたかなと思いながらも、

町営バスなどを乗り継いでの一筆書きだ。

順調、快適と思っていたら、

最後の最後に、

「大雨のため信号機の故障により運転見合わせ」と、きた。

天気は回復して晴れているのに、

「おいおい、早く運転を再開しろよ」と、

その時は怒りマックスの自分だった。

大雨の事後対応に、

自分の都合しか考えられなかったことが

今振り返ると

器の小さい、情けない男過ぎて恥ずかしい。