霊木瘤(れいぼくりゅう)よ、、、









花びらの儚さに魅せられて


人の念が集まるのか






桜が人の未練を呼吸とし







儚く魅せるのか











足を絡める様に伸ばす根の上で






桃色の吐息を漏らすは






生への顕れ





幹に宿った想いは

やがて「瘤(こぶ)」となる











何かを掴もうと広げる枝に


花の未練は舞落ち







残された葉は




巡る季節への布石、









生への執着(瘤)は

風に流れる花びらに酔って




目隠しされ、









桜も人も見送った背中の分だけ



魂に栞を挟む...









友月✰︎ゆうづき✰︎















「風唄」森山直太朗...