朝日新聞のコラム、「天声人語」の10月23日(土曜)の内容から引用しました。
「男のおもちゃ」として語る時は、自動車ではなくクルマと呼びたい。
移動手段というより遊び相手とみるクルマ好きは多い。
自動車評論家の徳大寺有恒さん(70)は、愛してやまないスポーツカーの絶対条件を〈世間に不要なものであること〉と記す▼値の張る玩具もある。
映画「007」シリーズの撮影に使われた1964年製のスポーツ車、アストンマーチンDB5に、ロンドンの競売で約3億3千万円がついた。
主人公の活躍を支えるボンドカーの代表格。
初期の「ゴールドフィンガー」などに登場した▼3通りに化ける回転式ナンバープレート、後部にせり上がる防弾板、ウインカーから現れる機関銃(模造)など、ファンを喜ばせたカラクリもまだ動かせる。
これぞ「不要」の極みだが、戯れと笑うなかれ▼他方、オコゼを思わせる面構え、背中から尻にかけての渋い曲線には、質実を旨とする英国流のモノづくりが薫る。
アストンマーチンは今も、英国人が選ぶ「最も格好いいブランド」の首位という▼エコの時代なのに高級スポーツ車が売れていると、経済面にあった。
3750万円もするトヨタのレクサスLFAは限定500台を完売した。
日産のGT―Rも改良型の予約が好調らしい。
「顧客の趣味を反映できるクルマは売れる」。
開発担当者の弁だ▼もちろん、大枚をはたかずとも遊び心を満たす道はある。
例えば、色違いでいくつも並べる至福は「持たざる者」の特権ではないか。
てなことを考えながら、きょうは緑のフィアット500を机上で転がしている。
というものです。
男のオモチャとなれば、自動車ではなく、クルマと呼びたい・・・まったく同感です。
「世間に不要なもの」、となれば、正にStepvanもそのとおり。
しかし、遊び心は十分すぎるほど満たしてくれる。
間もなくレストアが完成する。
まずは、手始めに目指すは11月7日に開催される「ブルーメの丘」での360のイベントなり。
