午前中しとしとと降っていた雨が上がったので、2時頃から半田市内にある「新美南吉記念館」までStepvanで出かけてみた。
新美南吉は、半田市で生まれ育った童話作家。ときに宮沢賢治とならんで評されることもあるのだが、どうも地元では余りもてはやされてはいない。
しかし、彼の作品はとても心温まるものがあるし、読んで感動を覚えるものである。
しかし、子供にはやや難しい内容のものも多い。
ボクが好きなお話は、キツネの子供に手袋を買ってあげたいと思う母ギツネが子供に町まで手袋を買いに行かせるというお話「手袋を買いに」である。
あと、「花のき村と盗人たち」だとか、「牛をつないだ椿の木」だとか、「おぢいさんの洋燈」なんていうお話もなかなか興味深い。
新美南吉の作品の中で、もっとも全国的に有名な作品は
、といえば、「ごんぎつね」であろう。
小学校の教科書に採り上げられているからである。
もちろん、「ごんぎつね」も好きである。
「ごんぎつね」の舞台のひとつに「矢勝川」がある。
新美南吉記念館の北側に流れるせせらぎが「矢勝川」なのであるが、今、この時期には「彼岸花」でびっしりと赤く染められている。
地元の人々が何年か前に「彼岸花」の苗を植えて、「ごんぎつね」のふるさとを再現したものである。
今年は、夏が暑かったために例年よりも満開が少し遅れていたが、今が真っ盛りのようだ。
午前中の雨に打たれて赤い色がいっそうと鮮やかに見える。
「ごん」がひょっこりと彼岸花の間から顔を出しそうでもある。
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