杉本です。
やっぱり…。
え
やっぱり
今日は「やっぱり」という言葉の楽しいお話(ネタ)です。
(ちなみに先輩に教わった話です。)
以下、
買い物に出かけると、手相を見てもらえるというお店が
目にとまった。
年も明けて、「今年の運勢はいかに?」という気軽なノリで
手相を見てもらうことに…。
待合い人もいなく、直ぐに席に案内された。
案内人:こちらへどうぞ
俺:・・・。
少し待つと派手な衣装のいかにも・・・。みたいな人が
俺の前に座った。
占い師:お名前を教えてください。ニックネームでも構いません。
ぶっきらぼうな言い回しでいきなり始まった・・・。
いらっしゃいませとかそういうのはないんだなと思いながらも
俺は質問に答えた。
占い師:それでは左手を見せてください。
俺:はい・・・。
俺はそっと左手を差し出すと、占い師はじっと俺の手を
観察し始めた。
実は手相占いとは街でよく見かけるものの、
見てもらうのは初めてだった。
占い師は俺の左手をそっと持ち上げて、360°を見渡して
机の上、元の位置にそっと戻した。
すると目をつぶり小さく何度か頷き、時に大きく頷いた。
占い師はしばらく黙り込む。
緊張が走った。
占い師:・・・。
最近ご兄妹、お姉さまから連絡があり、
お母さまのことで少し口論になりましたね?
衝撃的な一言だった。
俺は食い気味で直ぐに答えた。
俺:兄弟はいません。
俺の中で描いた手相の占い師は
手を見るとある程度のことは分かってしまう、
色々ズバズバと当てられて、
うわ(汗)、やっぱ占い師てスゲ~な、こえ~な
ってのを期待していた俺は、あまりの期待外れな一言に、
そしてまさかの最初から違うというこのライブ感に
ついつい熱くなってしまったのだ。
しかしながら、
このあろうことかの展開から
占い師の次の一言により、
俺の心理状況は一瞬で地平線の遥彼方まで飛ばされたかの
ような展開を向かえることになる。
占い師は悟ったかのような頷き、
俺にこう言ったのだ。
占い師:やっぱり・・・。
え
や、やっぱり
どゆこと
お前、思いっきり外したんじゃないの
次回(杉本の回)に続く。
PC e-mail info@tkfor.co.jp
〒226-0019 横浜市緑区中山5-14-16
TEL/045-934-5464
FAX/045-934-5462