事実を整理すればするほど出てくる恐怖と新たな事実。
自分の状況を考えた時、自分は教師たちに敵視されている。
世の中知らぬが仏という言葉がありますが本当にそういうことってあるものなんですね。
その教師たちは敵であるという事実が今の僕の状況に対し、どう影響を与えるか、それを考えると、震えが止まりませんでした。
教師たちが敵だとすると、今僕は不審者である、S君の父親を待っている。
そしてそいつとこれから会う。
その場所である部屋は人を殺せるどころか、人の肉体と比べ物にならない硬度を誇る木材などを切断する、機材がたくさんある。
そんな状況で僕のことを殺すことを宣言し、求めていたあの男が来る。
僕は、聞きたいことがたくさんある。
それに対し反論も出てくるだろう。
百歩譲って反論を何もしなかったとしても、向こうはそもそもの精神状態が大丈夫だろうか。
怒りでいっぱいでここに来られた時には僕のことを殺すこと、いや、殺せること間違いない。
それこそ100パーセントだ。
そしてさらにそんな状況であることに追い打ちをかけるように、教師が敵なことが今わかった。
教師が敵ならば殺そうとする不審者を止めるどころか、むしろ、その方がありがたいとまで思うのではないかとまでその時の僕は思いました。
まあそこに関しては今冷静になり思えば、学校で殺人事件があって、教師たちに徳があるわけがないのですが、その時の僕の冷静ではない頭ではそう思いました。
僕のその時の気持ちに立っていただけるとありがたいです。
まさに三重地獄。
S君の親父である不審者の男の狂った怒り、にかけ、部屋の環境、そして敵である教師。
そんな事実を頭で整理しているとき、誰かが、コツコツコツコツ、靴の音を響かせながらやってきました。
続く