先日日本政策学校のシンポジウムに行ってきました。
そこで河村たかし名古屋市長と松田公太参議院議員の話を聞いてきましたが、
唯一つ河村市長の話で「家業として世襲し偉そうにしている政治家は、結局選ばれずに落選していく」という趣旨の話の中に
「医者と患者では医者が偉い」という話をされてましたが、それはちょっと違うのではと思いました。
偉いというのはどういうことなのか、ちょっと検証してみたいと思いました。
(上記の話では、医者の聴衆から「偉そうにしている医者は結局潰れる」という意見が出されました)

会社内で社長と従業員では当然社長のほうが偉いといえるし、
顧客相手の場合、顧客の方を目上に扱わなければならないのですが、
私は偉い偉くないは金の流れに従うのだと考えています。

つまり、会社は従業員給料を支払っている→会社(社長、上司)の方が従業員より偉い

会社は顧客と取引して営業利益を得ている→顧客の方が自社より偉い

ということになります。

ということは、医者と患者では
患者は医者に治療費を支払う → 患者の方が医者よりも偉い、ということになるのではないでしょうか。

医者は患者にサービスを施しているから偉い、というのであれば
看護師も、ヘルパーも、患者より偉い、ということになりますが
そういう話を聞いたことはありません。

それから他に偉いの基準としては、
 ・地位が上
 ・年齢が上
 ・収入が上
などが上げられそうですが、
今の超高齢化社会においては、若い医者が高齢者の患者を沢山治療する、というケースが多いので、
年齢を基準にすると、やはり患者の方が偉い、ということになってしまいます。

地位を基準にした場合、以下のケースは誰が最も偉いのでしょうか。

 ・大企業の課長
 ・中小企業の社長
 ・NPO法人の理事長
 ・入社1年目の市職員(一般公務員)
 ・警察官(一般公務員)
 ・小学校教員(一般公務員)

基準もいろいろありますが、判断がかなり難しいと思います。

私の知り合いにNPO法人の理事長、会長を名乗っている方も何人かいらっしゃいますが
かなり若い方も多く、偉い偉くない、という関係でつきあってはいません。

収入を基準にした場合、デイトレーダーで沢山儲ければ偉い、ということになってしまうのでしょうか?
それこそ拝金主義的なおかしな話になってしまいます。

結局、人間は生まれながらにして平等であり、偉い偉くないは人の主観が入るので難しい問題ですが、
自分が金やサービスなどを受け取る関係であれば、
その相手を敬えばよい、ということになると思います。