幼稚園デビューした「まんざい」な私も小学生になった。
はじめての国語の授業、
ホリエ先生に当てられて立ち上がり、
大きな声で教科書を音読した。
笑いが起こった。
真面目に一生懸命読んだ。
なのに、
笑われた。
正しい日本語がしゃべれなかったのだ。
「きいろ」が「ちいろ」
何度やっても「ちいろ」としか言えなかった。
ホリエ先生「自分の名前を言ってごらん」
はじめての国語の授業、
ホリエ先生に当てられて立ち上がり、
大きな声で教科書を音読した。
笑いが起こった。
真面目に一生懸命読んだ。
なのに、
笑われた。
正しい日本語がしゃべれなかったのだ。
「きいろ」が「ちいろ」
何度やっても「ちいろ」としか言えなかった。
ホリエ先生「自分の名前を言ってごらん」
たけだ「たけだなおち」
笑われた。
みんなを笑わせてたんじゃなくて
みんなから笑われてたんだ・・・。
トイレで泣きながら毎日「あいうえおかきくけこ~」を稽古した。
だけど、なかなか上達しなかった。
国語のテストで「金魚」の読みを「ちんにょ」と、
落書きで「巨人」を「ちょじん」と書くほどだった。
その日以来、人前で「まんざい」をやることはなくなった。
「なおち」とクラスメイトから呼ばれるたびに、
無理して明るい「なおち」を演じるようになった。
笑われた。
みんなを笑わせてたんじゃなくて
みんなから笑われてたんだ・・・。
トイレで泣きながら毎日「あいうえおかきくけこ~」を稽古した。
だけど、なかなか上達しなかった。
国語のテストで「金魚」の読みを「ちんにょ」と、
落書きで「巨人」を「ちょじん」と書くほどだった。
その日以来、人前で「まんざい」をやることはなくなった。
「なおち」とクラスメイトから呼ばれるたびに、
無理して明るい「なおち」を演じるようになった。