武田さん。 | 武田幸三オフィシャルブログ「ローキック魂」Powered by Ameba

武田さん。

皆さんこんにちは。
武田幸三ローキック魂
セコンド 深津飛成です。

今日27日は、我が息子と
兄 武田幸三 の誕生日です!

武田さん
お誕生日おめでとうございます!

去年の今日、妻が緊急帝王切開で出産する事になり、病院に向かう途中で兄さんに電話をしましたね。

僕は緊急帝王切開と言う言葉に飲まれ
実はオロオロしてました。

本当は26日に産まれて来るはずが産まれて来ず、その連絡をした時
兄さんは僕以上に不安そうな声になりながら

『とりあえず奥さんをケアして
何かあればすぐ行くから
即連絡くれよ。』

と、言ってくれました。

『いやいや、兄さん来ても何も出来ないですから大丈夫ですよ!ありがとうございます。』

って、笑った僕に

『いや、でもよ…』

って、変わらずオロオロしてた兄さんの声
本当に嬉しかったです。

そして27日

僕は不安を悟られないように明るく
開口一番で

お誕生日おめでとうございます!

って、言いました。

そしたら兄さん

おぉ…ありがとな。

じゃなく

本当に怒った時みたいな声で

『……馬鹿野郎、そんな事はどうでもいいだろうが!』

って、声を強く言いましたね

まさかの声色と、
『いや、だって誕生日ですから、
まずは…』
と言う僕の言葉を遮る様に

『そんな事はいいから、どうだ?
どうなった?』

と、聞いてくれた声は
もう不安そうな声でした。

そして事態を告げると

『え…大丈夫なのか…』

と、か細く呟き

『とりあえず、行くから…』

と、続けてくれました。

『いやいや、兄さん来ても何も出来ないじゃないですか!
大丈夫です。有難う御座います。
無事産まれますから、産まれたら連絡します!』

『いや、でもよ…』

『大丈夫ですって!有難う御座います。
まずは、お誕生日おめでとうございます!』

『…おぉ、分かった分かった。
…すぐ連絡くれな…』

僕は僕以上、いや、僕の倍はオロオロする武田幸三に励まされ病院に向かいました。


あの時、本当に嬉しかったです。

一年経っても声色まで思い出せるほど
僕は嬉しかったんです。

本当は怖かったけど
勇気になりました。

その一年後
兄さんをオロオロさせたチビは
二足歩行になりました。

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いつだって

『まずは家族の為に頑張れ父ちゃん!』

と、励まして下さり有難う御座います。

【男はどんな時だって格好良く居ろ。】

この教えは息子にも伝えていきます。

貴方の背中を見て教わりました。

格好いい。って、輝く事じゃない。

格好いい。って、胸を張る事じゃない。

格好いい。って、強い事じゃない。

格好いい。って、負けない事じゃない。

格好いい。って
輝ける自分になる為に一生懸命立ち向かうこと。

格好いい。って
どんな時でも背筋を伸ばして生きること。

格好いい。って
弱い自分に負けない様に頑張ること。

格好いい。って
また立ち上がること。


何万人の観客を集めてた貴方が立つ
観客70人の舞台

何も変わらなかった。

格好いい。って
変わり続け
変わらずに居ること。

最近じゃ、僕も店が有り、
余り遊んで貰えてませんが
僕は貴方から教わった事を人生の背骨に
父として
経営者として
男として生きて居ます。

でも、まだガキで、無礼が多い僕は
何でかたまに叱られたく思います。

兄さんも、最近じゃ叱る事が無くて
ちょっと寂しいでしょ?

なんか近所のガキが、急に敬語使い始めた感じで寂しいでしょ?

って、そんか事言ってる僕も人の親か。

僕はず~っと貴方の弟で居たいな。
親になっても、会社がデカくなっても、
爺さんになっても。


僕はずっと


おい、ひなりっ!


って、叱られて居たい。

だから、僕からのお願い。
きっと、ローキック魂の総意です。


忙しいのは分かりますが
貴方の身体は年齢の倍はポンコツです。
たまにはケアをして下さい。
じゃないと、ウチのチビを叱れませんよ。

親子二代に渡って叱られたいんですから。

で、上手に出来たら
また褒めて下さい。

それも親子二代に渡って。

だから、まずは健康。

貴方には、健康で居なきゃいけない
大きな責任がありますからね!

だから、シッカリとケアして下さいね。


12.27日
武田幸三さん。
お誕生日おめでとうございます。


深津真一郎