皆さんこんにちは。

本日は、「与えられた道を見失わずに生きる」というテーマで書き留めたいと思います。

松下幸之助さんの『道をひらく』というベストセラー本があります。その中に「辛抱する心」という表題のエッセイがあります。以下、一部抜粋いたします。

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真善美を求めるのは、人みなの思いだが、どんなに求めても、美ならざるもの、正ならざるものは、やはり無くなりはしない。それは、いつの世にも美なるものと相まじわって存在し、美醜とりまぜて、それでこの自然が成り立っているのである。（中略）

だからこそ、お互いに辛抱ということが大事なのである。いい人もいるけれども、よくないと思う人もなかなか無くならない。（中略）

いい人ばかりではない。いろんな人がいる。だからおたがいに、いま少し辛抱と寛容の心を養いたいものである。

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上記の言葉を読むと、私自身は本当に恥ずかしい人間だと感じてしまいます。人間関係の上でも、どうしても生理的に受け入れられない人間もいて、辛抱と寛容の心が持てずに、自分の身体や心を自ら乱してしまうこともよくあります。

最近もそのようなことがありました。

でもその時に改まって考えてみました。松下幸之助さんが言われるような「辛抱と寛容」のような心持ちに至ることは出来ないのですけど、「自分の天命、すなわち与えられた道は何か」ということを考えていくと、今自分の身に降りかかっている環境の意味も少しは見えてくるのではないか、ということでした。

誰でも与えられた道に至るには、すべて順風というわけにはいかないと思います。そもそも、何が各々にとって与えられた天命なのか、それを悟ることすら人間には不可能だともいえるでしょう。だから「私のしたいこと、やりたいことをするのが人生である」という思考から、「私のなすべきこと、私がこの世に生まれてきたことの意味と使命とを実現していくことが人生である」という思考に変えていかねばならないのだと、改めて考えたりしていました。

周囲の雑念から超越して生きることはできませんが、迷わずに与えられた道を生きるために、心をなるべくシンプルにして歩みたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

2024.2.3 #325

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