皆さんこんにちは。

本日は、「映画「宇宙兄弟」を観て」というテーマで書き留めたいと思います。

現在学んでいるリーダーシップゼミの講師からの勧めで標記映画を観ました。

小栗旬さんと岡田将生さんが兄弟役で出演しているのですが、兄弟で宇宙飛行士になるという幼少のころからの夢を叶えるべく、先に宇宙飛行士になった弟（南波日々人役：岡田将生）を兄（南波六太役：小栗旬）が追いかけて選抜試験に臨むストーリーです。

そこでの最終選抜試験というのは、数々の選考試験をパスした精鋭たちが、１０日間にわたり宇宙空間を模した狭い減圧エリアで共同生活を行うもので、その生活すべてはモニターで監視されています。その厳しい環境の中で課されるタスクに、他者との協働でどのようなパフォーマンスを出せるのかが試されるものです。

そういう厳しい環境にあっては、机上で学んだリーダーシップ論や平常時での自己制御スキルなどは通用せず、選抜試験参加者は終盤には全員が疲弊してしまいます。

そんなぎりぎりの環境で発揮されるのが、「オーセンティック・リーダーシップ」ではないかと思います。

オーセンティック・リーダーシップとは、他者や一般理論の模倣ではなく、倫理観を持ちながら自分を律し、その上で自分自身の考えや価値観をもとに発揮するリーダーシップのことです。一種の人生哲学ともいえるものなのかもしれません。

映画では、狭空間訓練のラストで、メンバー全員が疲弊し他者に対して疑心暗鬼になっているような場面において、南波六太が「我々はなぜここに集まっているのか」という目的や夢をメンバーに問うシーンがあります。目的や意義、もっと言えば自分に与えられた命のミッションとは何か、という問いを共有しようと問い掛けるのです。そしてその問い掛けが、メンバーの緊張や自己愛的な殻からの解放に繋がり、自己と他者の存在肯定をもたらします。まさしくこれがオーセンティック・リーダーシップなのだと思います。

このような極限環境ではないにしても、私たちの現実は、矛盾や理不尽なことが多々あるものです。特にリーダー役割を果たしていこうとする中で、「あるべき」仮面を被り続けることは安易な覚悟では中々通用しないと思います。

オーセンティック（authentic）とは、「本物であるさま」「正統であるさま」を意味します。

アサーティブに他者の考えを聴き自分の考えを伝え、自分軸に基づいた対話を恐れずにしていくことで独自の影響力を発揮できるようになれたら・・・。

映画を通して感じたことです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

2023.2.25　＃277

===============================

タラントディスカバリーラボの紹介

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com

キャリアカウンセリング実施中

https://takeda-hiroshi.amebaownd.com/pages/4182052/page_202008291127

株式会社セイルのコラム欄に「キャリアエッセイ」を連載中

https://go-sail.co.jp/2022/10/38195/

ＨＲプロ（株式会社セイル）に掲載中

https://www.hrpro.co.jp/provide_company_detail.php?ccd=01209&type=download

慶応丸の内シティキャンパスのメルマガに掲載されました

https://www.keiomcc.com/magazine/hiroba223/

===============================