皆さんこんにちは。

本日は、「いつから始めてもいい」をテーマに書き留めたいと思います。

 

2年ほど前にお亡くなりになった瀬戸内寂聴さんが著書『寂聴 九十七歳の遺言』の中で、以下のように書いておられます。

 

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自分の好きなことが才能です。(中略) 人の言うことなんて聞かくなくていいんです。まして悪口なんて聞かくなくていい。自分が一番好きなことをしましょう。(中略) いくつから始めてもいい。「この年でいまさら」なんていわないでください。七十歳からそれを始めて七十五歳でそれが花開くかもわからない。もちろん、八十歳でも九十歳でも同じ。

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まさしく瀬戸内寂聴さんらしい言葉ですね。

「出来る」ことが「好きなこと」であれば好ましいですが、得てして「上手く出来ない」けど「好きなこと」というのは結構あるように思います。能力面だけでなく、センスの面でも自分には向いてないように感じることが、実は自分の好きなことだったりします。

 

でも、自分ができることだけをやっていたら、自分の世界は広がらないと思います。できることをやる、つまり出来ないことはやらない、ということですから、キャロル・ドゥエック博士がいわれる「固定的知能感」と一緒ですね。すなわち、出来ることだけをやるということでは、その人の成長角度は全然広がらないのです。

 

ただ、自分にとって気持の世界で否定的な物事を実行しようとすると、どうしても壁を作ってしまいがちです。まして能力的に劣っていると感じる場合には尚更ですよね。ですから、たとえ不得手であっても、自分が好きなことであれば、取り組む際のハードルも低くなるし、何とか工夫もしようとする。そうやって一歩踏み出した世界には、今まで見えなかった世界が少しだけ広がっていて、その新しい世界をうれしく感じる自分がいる・・・

 

寂聴さんは、そんな歩みをしてみたらいかがですか、と私たちにお声がけしてくださったのではないかと思っています。

私も不得手だけれども好きなこと、いま一生懸命取り組んでいます。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2024.1.21 #323

 

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