皆さんこんにちは。

本日は、「自分の可能性を最大化させること」をテーマに書き留めたいと思います。

 

普段生活をしていれば、必ずしも想定できなかったことが起こったりします。想定よりも良いことであればあまり問題にならないでしょうが、想定よりも悪いことが起こると、他者や環境のせいにしたり、そのことに囚われてメンタルダウンを起こしてしまったりします。

確かに人間関係の上でも、あまりにも酷い仕打ちをされたりすれば、自分の心が持たないこともあるでしょう。

 

ただし、他人と過去は変えられません。特に組織の中では、マネージャーは部下に対し、組織の目標達成のために部下の思考・行動を変えてゆく役割もあるのですが、それを変えようと努力しても、なかなかその思いが伝わらないことも多いですね。

部下の方でも、自分自身を謙虚に見つめなおし、そのマネージャーの指導をそれなりに受け止めようと行動変容することを考える人もいれば、小さい殻に閉じこもって、全くそういう指導を受け止めない人もいます。これは同僚同士でも同じようなことが言えるかと思います。

 

将来に対して希望を持つことや夢を持つことは大切です。でも上記のような理不尽と思えるような対立や逆恨みも時にはありますから、将来にありたい姿や理想を掲げて、過度に逆算するような思考行動は、ある意味で危険なことかもしれないのです。

 

 

「越境学習」という言葉があります。法政大学の石山恒貴先生もこの越境学習を提唱されておられる一人ですが、簡単に言えば、普段の自分の位置する場所、所属する組織から離れて、別の場所で新しい経験をすることで自分自身を見直し、新しい自分に触れることで自分の成長可能性を最大限にしてゆくよう環境を整えることといえます。

 

概念的に言えば、「日常」ではなく「非日常」を、「内」ではなく「外」を、「いつもの職場」ではなく「ワーケーションによる職場」を、「常識」ではなく「固定観念の打破」を、「深化」だけでなく「探索」を、自らそういう機会を作って経験することで、今まで囚われていた現状維持のスパイラルから脱却するチャンスを作ろうという学習です。

 

新しい機会がすべての古い自分を変えてゆく要素にはならないでしょう。でも水彩の絵の具の混色過程で色彩が変化していくように、新しい経験を古い自分にブレンドしていくことで、少しづつ変えていくことができるように思います。

 

そして変色過程では、他者からのフィードバックが大切です。自分の環境を考えるとき、オール野党ということはまずないでしょう。オール野党であれば、そういう組織から積極的に逃避すべきだと思います。でも通常は自分の周囲に話し合える仲間もいるでしょうから、自分を開示して良きフィードバックをもらうことで、自分の中に秘められている可能性を開花させるきっかけになるのではないでしょうか。

 

ネガティブな環境にフォーカスしてしまうのではなく、積極的に自分の環境を変える努力を行い、その中で生まれる可能性の芽にフォーカスすることを考えたいものです。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

2023.10.1 #308

 

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