皆さんこんにちは。

本日は、「仮面の自分と素の自分」というテーマで書き留めたいと思います。

 

私たちは社会生活をする上で、何等かの役割を持ちながら生活しています。会社内での役職であったり、家庭での役割であったり、また地域やクラブ活動での分担だったりしますね。

 

このような役割は、ある面ではその人らしさを表したり、その人の存在を示す一種の仮面のようなものだと思います。ですから、ポジティブにその仮面を被ることができれば良いのですが、あまりにもその仮面が固かったり重たかったりすると、仮面を被るのに疲れてしまい、ついには被れなくなってしまいます。それがメンタル不調とか不適応という状態なのだと思います。

 

私自身は仮面を被るのが苦手な人間ですので、上手く被れずに人間関係の上で衝突を起こしたり不適応も繰り返してきました。

でも、上手に被れることが本当に幸せなことなのか、私には疑問なところもあります。なぜなら、社会生活をしている周囲の人間は、その仮面を被った人間をその人の素の状態と認知して。人間関係を深めていくからです。これでは、もしその仮面に違和感を感じていたとしたら、いずれはそのギャップの大きさに苦しむことになりかねません。多少は「お互い様」の部分があったり、「多様性」の良さを活用するような環境であってもよいのではないかと思うのです。

 

 

昨晩は居酒屋で、常連の方と仕事の話になりました。

私の場合はお酒が入るとついつい本音が出てしまうので、仕事をする場合でも、過度な仮面を被らずに素の自分で人間関係を作れたらいいのに、と話したところ、逆に指導されてしまいました。その方は、「リーダーとはかくあるべし」が強い方でしたから。

 

「それが正しいのは十分に分かっているけど、それをすることが簡単ではないから、こうやって居酒屋でちょっと本音を出しただけなのに・・・」

 

そんな気持ちになってしまいました。

不器用ながらも仮面を被って仕事生活をしている重たさを、お互いに受け止められれば良かったのですけど、やはり居酒屋でも仮面を被らなければならないようです(笑)。

その方も、そういう重たい仮面を被って頑張ってきたことを、どこかで認めてもらいたくて私に説教していたのかもしれません。

 

そっと自分の仮面を外し、息を整え、素の自分を受け止めてもらい、再び仮面をつけるエネルギーを補給できるような機会や場所を提供できたら・・・そんなことを考えた昨晩でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

2023.9.2 #304

 

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