皆さんこんにちは。
本日は、「第四の賢者の教え」というテーマで書き留めたいと思います。
喜多川泰さんの『賢者の書』という本を読みました。
この本は小説ではありながら、人生の知恵、または生きる哲学を教えてくれるような本でした。
主人公の少年が旅をしながら出会う賢者たちに、人生において大切なことを習っていくのですが、最後の賢者(9人目)は、もう一人の主人公である「ビジネスに失敗し、周囲ともソリが合わず、人生に敗北したと感じている中年」自身がなるというストーリーです。
このどこにもいるような中年は、本当に自分自身のことかと感じますが、逆に言えば、人生には成功も失敗もなく、生きる自分自身の心のもち方に大きく依ることを教えてくれているのだと思います。
四番目の賢者に少年が出会った時、授けられたテーマは「目標」でした。
同書にはこのように書かれています。
人生における成功を、何になるかに求める人は多い。
しかし、これになれたら成功、幸せなどという職業は存在しない。
なぜなら、成功は職業についてくるものではなく、人についてくるものだからだ。
何になるかを目標にしても成功を収めることはできない。
まず真剣に考えなければならないのは、どんな人間になりたいのかである。
(中略)
大切なのはそのときに何をやっているかではない。最終的にどのような職業に就いていようとも、その目標とする人間像が成功するに足る素晴らしい人間像で、そこに向かって日々努力する限り、成功は約束されているのである。
自分自身を振り返ってみると、私は外的に見える地位とか権限などを必要以上に嫌い、回避してきたように思います。また、その逆にあこがれる姿は職業名の通ったものだったりして、自己矛盾もしていたように思います。
この第四の賢者が教えてくれたのは、外見ではなく、その人の大切にしている生き方こそが成功の基準となることでした。
今一度、自分自身の目標や歩み方を考えてみたいと思います。知識や理論を学ぶことは当然に大切ですので今後も継続していきますが、何のためのインプットであるのか、その最終目標を見失わないようにしていきたいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
2023.1.14 #271
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