皆さんこんにちは。

本日は、「自分自身の荷物の背負い方」というテーマで書き留めたいと思います。

 

集団で活動していると、各人が明確にやらなければならない仕事・役割もある一方で、誰がやるべきか曖昧な仕事・役割も沢山あります。

結局誰かがやらなければならないのですけど、「自分の仕事」の範囲を極めて限定して、所属が曖昧な仕事・役割を一切やろうとしない人間もいれば、誰もやらなかったら自分がやるしかないと自ら率先して関わろうとする人間もいます。

 

私は、会社においてもまたプライベートなクラブチームにおいても、上記のような二つのタイプがいることを理解してきました。

 

会社でいえば、所属が曖昧な仕事・役割というのは、得てして新しい仕事だったり、答えがない仕事だったり、また難しい仕事なので誰も手を付けたがらない仕事だったりするのですが、真面目な人間ほどその曖昧領域を背負い過ぎて、自らを消耗させ過ぎてしまう傾向があるように思います。

 

 

特に管理職ともなれば、組織の成果に責任が伴いますので、曖昧な仕事でもやらなければなりません。部下や他部署に振れない何等かの状況があれば自分がやるしかないのです。

部下や他部署の人間の中にも、それを分かっていながら自分の損得だけを考え、適当な理由を付けて自分の仕事の範囲を防御してしまう人間もいて、その狭間におかれる当事者は非常に辛い思いをする・・・こういう光景も珍しいことではありません。

 

でも、そのようなアンフェアーな逆陣取り合戦で、当事者は「責任」という名のもとにすべて負けを認めていたら、自分自身が維持できなくなってしまうと私は思うのです。

 

私自身振り返ってみると、役割であるからしょうがない、と結構諦めていたところがありました。当然にその鍛錬の中で得たものもありますし、一度はその手の修羅場もくぐらなければ人間としての成長も無いのでしょうが、でも積もり積もったその結果は、「自分自身の成長の封印」と「メンタル面での不調」でした。

メンタル面での不調も辛かったですけど、自身の成長可能性を伸ばす量的な時間の損失は、今になって後悔しています。

 

どう考えても不合理であること、また量的に消化するのが明らかに難しいことについては、責任が伴うものであっても、「ちょっと待て!」と声を上げなければいけないのだろうと思います。それで他者からの評価が変わっても、自分の人生で失うものと天秤にかけて欲しい。

逆陣取り合戦が不得手な真面目な方には、「声を上げろ!」。このエールを送りたいと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2022.9.17 #255

 

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