皆さんこんにちは。

本日は、「心のコンディション」について書き留めたいと思います。

 

先日ご紹介した『LIFE SHIFT2』の中に、「脳は健康な状態にあって、はじめて学習が可能になる。脳が人間特有の複雑な活動を行う能力は、その人がどんな感情を抱いているかに大きく左右される」との記述があります。

つまり、いくら優秀な頭脳でも、心のコンディションが悪いと、記憶や思考などの学習能力が低下してしまうということです。

 

これは私自身も何度も経験しています。特に、自分ではコントロールできない他者の行動とか、他者同士の関係に関与せざるを得ないような状況では、そのストレスは非常に大きく、前向きな思考が非常に難しくなります。

何よりもエネルギーが無駄に消耗するような感じで、コンピュータでいえばCPUに過剰な負荷がかかっているようなイメージになります。

 

元来人間は、学習と自分らしい成長や変身に対し、モチベーションは向上するものです。自分らしさを追求するということは、自分の与えられた人生に対し、その問いや使命に応えようとすることですから、そこに興味が湧いてやってみたくなるのは当然ですよね。

 

でも、その根源的な探求(=マズローの言葉でいえば「自己実現欲求」になるのでしょう)に立ちはだかる環境があるとしたら、なるべくその環境を変えるか、あるいはその環境から離れることが必要なのだろうと思います。

自分らしさや自分の認知を変えて、自分の探究する対象や興味を変更することが可能であれば環境対応は可能なのかもしれませんが、これも限界がありますね。

 

 

今年を振り返り、私自身は現在の環境から離れることを基本的には考えてきていましたが、環境を変えることができる可能性があるなら、やれるだけやってみようと思い、今年はそのアクションを継続してきました。やれるだけやってみたつもりですので、その蒔いた種が本当の収穫に繋がるのか、これから冷静に判断していこうと思っています。

 

アリストテレスは、人間の幸福について、快楽の追求から生まれるものではなく、「エウダイモニア」という「自らの可能性を開花させること、人生に意味を見出し充実感を味わえる状態こそが幸福である」という考え方を教えてくれました。

不器用であっても、エウダイモニア的な生き方をしたいと改めて感じました。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

2021.12.4 #214

 

 

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