(8月2日)Hi-net自動処理震源マップのN= の値の変動と地震の起こり方の変化について
まとめ:8月に入ってから関東地方での地震が日本列島全体の半分以上
8月に入ってから関東地方での地震が日本列島全体の半分以上を占めるようになっています。8月3日12:00現在で震度1以上を観測した地震が11件発生していて、その内、関東地方が6件です。しかも、茨城県北部M5.5、茨城県南部
4.6が含まれていて、今後より大きな地震につながっていくことを示しています。このことは、茨城県南部の地震が8月2日00:38のものがM3.6であり、同07:16のものが茨城県南部M4.3と短期間でマグニチュードが0.7も増加していることからも言えます。これはセーフモードのインターネットアクセスなしで書いていますが、この状態でも電源が急に落ちるため、ネットでの確認が自分には出来ないのですが、震源球を確認して、もし、その震源球がほとんど変化をしていなければ、ほぼ同じ地殻の圧力がこの二つの地震を起こしたことになり、今後、より大きな地震につながる可能性が高いと言えます。もし、震源球の向きが大きく変動していれば、そういった可能性がかなり低いと考えることになると思います。
2017年8月1日 7時36分ごろ 種子島南東沖 4.4 1
2017年8月1日 7時59分ごろ 鹿児島湾 1.8 1
2017年8月1日 14時26分ごろ 鹿児島湾 2.1 1
2017年8月2日 0時38分ごろ 茨城県南部 3.6 2
2017年8月2日 2時02分ごろ 茨城県北部 5.5 4
2017年8月2日 3時24分ごろ 茨城県北部 2.8 1
2017年8月2日 4時32分ごろ 茨城県北部 3.1 1
2017年8月2日 5時22分ごろ 茨城県北部 3.2 1
2017年8月2日 7時16分ごろ 茨城県南部 4.6 4
2017年8月2日 9時10分ごろ 鹿児島湾 2.4 1
2017年8月2日 9時19分ごろ 宮城県沖 4.3 2
***8月分:11件(陸域:6件、海域:5件、M4以上:4件:36%、震度1:7件:64%)
なお、鹿児島湾での地震が目立ちますが、基本的にこれは関東方面からの西向き圧力の増加によるものであり、鹿児島県の陸域でのM6以上地震が発生する可能性はほぼありません。九州付近でこの西向き圧力でのM6以上地震となり得るのは日向灘であり、あとは、北部九州です。この両方の地域で、Hi-net自動処理震源マップの「最新7日間」とか「最新30日間」のマップに表示されているドットの数が増加しています。
「最新24時間」は100以上の大きな変動が出ています。「日本全国広域」増加165、「日本全国拡大」増加169、「東日本」増加146です。「西日本」増加22ですから、主に「東日本」と「西日本」での増加が160を超える増加の原因です。具体的には関東地方と九州、それも茨城県と鹿児島県でのN=の値の増加が原因だと思います。根拠は、震度1以上地震がそれぞれの地域で発生しているからです。8月1日は茨城県の地震発生はありませんでしたが、今朝7時になる前に5件発生しています。
ただ、感覚としては、茨城県北部のM5.5の地震で発生後約5時間で100以上の増加は多少変動幅が大きすぎるように思います。7月11日の鹿児島湾M5.2は11:50頃の発生で、約19時間後のN=の値が230程度の増加でした。マグニチュードが0.3異なりますから、地震のエネルギーとしては、茨城県北部M5.5の方が鹿児島湾M5.2よりも2倍程度大きいことになりますが、経過時間は鹿児島湾の方が約4倍です。鹿児島湾のN=の値の増加を240として、その4分の1は60です。エネルギーが2倍と見て、N=の値も2倍になると仮定すると、120の増加となります。現実には「東日本」で146の増加ですから、多少大きすぎると言えるのではと思います。(*実を言うと、最初の印象ではもっと大きな差が出ているのかと思ったのですが、計算するとあまり大きな差にはなっていませんでした。自分としては50%程度は過大になっていると最初思ったのです。)
「最新7日間」の関東地域近辺は、140前後の増加が「茨城県」増加139、「栃木県」増加145、「福島県」増加143という形で出ています。しかしながら、この3地域以外はどこも小幅な変動でした。「東京都」増減なし、「千葉県」増加04、「埼玉県」減少15のように、20を超えた変動はありませんでした。
全国で見ると、「滋賀県」増加18、「大阪府」増加30、「奈良県」増加26、「和歌山県」増加19が目立ちます。また、鳥取中部地震の震源域がある「鳥取県」が15未満の変動であったのに対し、「広島県」減少17、「山口県」減少15、「愛媛県」減少17のように、瀬戸内海の九州よりの地域での15以上の減少が目立ちます。この地域には伊方原発があります。「最新7日間」の「滋賀県」や「愛媛県」などの今年7月1日のN=の値と今朝のそれを比較すると次のようになります。
=====7/1=8/2
「滋賀県」:172ー216
「大阪府」:348ー333
「奈良県」:331ー293
「広島県」:116ー066
「山口県」:078ー059
「愛媛県」:135ー103
それぞれ、大きい方のN=の値から見て、50%以上の変動にはまだなっていないため、今すぐ大きな地震にはならないと思いますが、今後、数か月程度でM6以上地震の発生につながる可能性があります。
なお、6月25日の長野県南部M 5.7については、5月1日:275、5月9日:536、5月17日:271、6月3日:495、6月17日:292のように50%に近い変動を一か月程度前から繰り返していました。ただし、長野県南部地震について、数日前からのN=の値の急減は観察できていません。これは、自分としてはかなり疑問に思っています。
「最新30日間」での関東周辺は、長野県南部地震の影響を受けている「静岡県」が100以上の減少を示している以外は40未満の変動であり、どちらかと言えば小幅な変動でした。「静岡県」を除いた最大の変動幅が「栃木県」増加36であり、多少内陸部での微小地震増加が発生している可能性があります。
全国で見ると、「宮崎県」と「鹿児島県」以外は全て減少であり、比較的大きな地震が起こりやすくなっていると言えると思います。
Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の値の過去1週間分のN=の値の変化:
「日本全国広域」
07月27日:385(前日から22の減少)
07月28日:360(前日から25の減少)
07月29日:385(前日から25の増加)
07月30日:399(前日から14の増加)
07月31日:416(前日から17の増加)
08月01日:382(前日から34の減少)
08月02日:547(前日から165の増加)
「日本全国拡大」
07月27日:371(前日から30の減少)
07月28日:355(前日から16の減少)
07月29日:385(前日から30の増加)
07月30日:399(前日から14の増加)
07月31日:415(前日から16の増加)
08月01日:377(前日から38の減少)
08月02日:546(前日から169の増加)
「北海道」
07月27日:17(前日から01の減少)
07月28日:20(前日から03の増加)
07月29日:25(前日から05の増加)
07月30日:25(前日から増減なし)
07月31日:17(前日から08の減少)
08月01日:26(前日から09の増加)
08月02日:22(前日から04の減少)
「東日本」
07月27日:193(前日から27の減少)
07月28日:195(前日から02の増加)
07月29日:222(前日から27の増加)
07月30日:210(前日から12の減少)
07月31日:225(前日から15の増加)
08月01日:204(前日から21の減少)
08月02日:350(前日から146の増加)
「本州中部」
07月27日:103(前日から16の減少)
07月28日:099(前日から04の減少)
07月29日:118(前日から19の増加)
07月30日:103(前日から15の減少)
07月31日:095(前日から08の減少)
08月01日:108(前日から13の増加)
08月02日:106(前日から02の減少)
「西日本」
07月27日:175(前日から07の増加)
07月28日:146(前日から29の減少)
07月29日:148(前日から02の増加)
07月30日:167(前日から19の増加)
07月31日:189(前日から22の増加)
08月01日:161(前日から28の減少)
08月02日:183(前日から22の増加)
08月1日に発生した地震:3件(前日は8件)(海外での大きな地震を含む)
2017年8月1日 7時36分ごろ 種子島南東沖 4.4 1
2017年8月1日 7時59分ごろ 鹿児島湾 1.8 1
2017年8月1日 14時26分ごろ 鹿児島湾 2.1 1
過去1週間分の震度を観測した地震の地域別集計:
07月26日:05件(震度1:01件)(M4以上:2件)
07月27日:04件(震度1:01件)(M4以上:1件)
07月28日:05件(震度1:04件)(M4以上:2件)
07月29日:07件(震度1:05件)(M4以上:0件)
07月30日:04件(震度1:02件)(M4以上:2件)
07月31日:08件(震度1:07件)(M4以上:2件)
08月01日:03件(震度1:03件)(M4以上:1件)
合計:36件
(震度1:23件で64%)(M4以上:10件で28%)
1.北海道
2017年7月27日 1時27分ごろ 釧路沖 3.5 1
2017年7月31日 6時01分ごろ 千島列島 5.4 1
合計:2件(陸域:0件、海域:2件)(M4以上:1件、50%)(震度1:2件、100%)
2.東北
2017年7月26日 0時50分ごろ 福島県沖 4.4 2
2017年7月27日 17時45分ごろ 岩手県沿岸南部 4.3 3
2017年7月29日 7時25分ごろ 宮城県沖 3.9 2
2017年7月30日 23時40分ごろ 秋田県内陸北部 3.5 2
2017年7月31日 13時20分ごろ 宮城県沖 3.7 1
2017年7月31日 22時07分ごろ 宮城県沖 4.1 2
合計:6件(陸域:2件、海域:4件)(福島県以南:1件、宮城県以北:5件)(M4以上:3件、50%)(震度1:1件、17%)
3.関東
2017年7月26日 1時07分ごろ 茨城県南部 3.2 2
2017年7月28日 8時59分ごろ 鳥島近海 5.6 1
2017年7月28日 14時21分ごろ 伊豆半島東方沖 3.0 2
2017年7月28日 16時16分ごろ 茨城県沖 5.0 1
2017年7月28日 22時31分ごろ 茨城県南部 3.4 1
2017年7月29日 11時31分ごろ 茨城県沖 2.6 1
2017年7月29日 17時23分ごろ 茨城県沖 3.5 1
2017年7月30日 21時45分ごろ 関東東方沖 5.1 1
2017年7月30日 23時28分ごろ 茨城県沖 4.1 2
2017年7月31日 11時37分ごろ 茨城県南部 2.9 1
合計:10件
(陸域:3件、海域:7件)(M4以上:4件、40%)(震度1:7件、70%)(茨城県沖:4件、茨城県北部:0件、茨城県南部:3件、千葉県東方沖:0件)(伊豆・小笠原:2件)
4.中部
合計:0件
(長野県:0件、長野県以外:0件)(震度1:0件、0%)
5.関西
2017年7月26日 20時31分ごろ 京都府南部 3.1 2
2017年7月27日 0時46分ごろ 滋賀県北部 3.6 2
2017年7月28日 22時14分ごろ 滋賀県北部 3.1 1
合計:3件(震度1:1件、33%)
6.中国・四国
合計:0件
(陸域:0件、海域:0件)(震度1:0件、0%)
7.九州
2017年7月26日 8時25分ごろ 鹿児島湾 2.5 1
2017年7月26日 19時33分ごろ 奄美大島近海 5.6 2
2017年7月27日 14時48分ごろ 熊本県熊本地方 3.1 2
2017年7月29日 5時55分ごろ トカラ列島近海 2.8 1
2017年7月29日 6時25分ごろ トカラ列島近海 3.9 2
2017年7月29日 6時53分ごろ トカラ列島近海 2.5 1
2017年7月29日 22時57分ごろ 熊本県天草・芦北地方 2.5 1
2017年7月30日 20時08分ごろ 熊本県熊本地方 1.9 1
2017年7月31日 2時12分ごろ 鹿児島湾 2.1 1
2017年7月31日 4時08分ごろ 鹿児島湾 2.5 1
2017年7月31日 22時55分ごろ 鹿児島湾 2.5 1
2017年8月1日 7時36分ごろ 種子島南東沖 4.4 1
2017年8月1日 7時59分ごろ 鹿児島湾 1.8 1
2017年8月1日 14時26分ごろ 鹿児島湾 2.1 1
合計:14件
(陸域:3件、海域:11件)(西南諸島:4件、九州北部:0件、熊本県:3件)(震度1:11件、79%)
8.沖縄
2017年7月31日 7時38分ごろ 沖縄本島近海 3.6 1
合計:1件
(台湾付近:0件)(M6以上:0件)(震度1:1件、100%)
Hi-net自動処理震源マップでの変動についてです。
関東地方周辺の「最新7日間」(前日との差)
======30日ー31日ー01日ー02日
「東京都」 :0143-0134-0142-0142(増減なし)
「神奈川」 :0183-0172-0181-0172(減少09)
「静岡県」 :0351-0348-0355-0348(減少07)
「千葉県」 :0310-0290-0307-0311(増加04)
「埼玉県」 :0224-0199-0215-0200(減少15)
「茨城県」 :0804-0754-0814-0953(増加139)
「群馬県」 :0213-0202-0217-0202(減少15)
「栃木県」 :0606-0568-0619-0764(増加145)
「福島県」 :0565-0537-0583-0726(増加143)
関東地方周辺の「最新30日間」(前日との差)
======30日ー31日ー01日ー02日
「東京都」 :0743-0746-0739-0737(減少02)
「神奈川」 :0913-0911-0908-0898(減少10)
「静岡県」 :2491-2374-2299-2189(減少110)
「千葉県」 :1524-1515-1502-1503(増加01)
「埼玉県」 :1206-1190-1186-1160(減少26)
「茨城県」 :4597-4528-4495-4520(増加25)
「群馬県」 :1086-1055-1053-1020(減少33)
「栃木県」 :3487-3427-3416-3452(増加36)
「福島県」 :3484-3415-3383-3405(増加22)
その他に昨日から今朝で15以上の変動があった地域は次の通りです。
「最新7日間」
「青森県」:116→132(増加16)
「滋賀県」:198→216(増加18)
「大阪府」:303→333(増加30)
「奈良県」:267→293(増加26)
「和歌山県」:172→191(増加19)
「広島県」:083→066(減少17)
「山口県」:074→059(減少15)
「愛媛県」:120→103(減少17)
「宮崎県」:1506→1587(増加81)
「鹿児島県」:1282→1341(増加59)
「最新30日間」
「北海道南部」:0643→0612(減少31)
「岩手県」:1448→1430(減少18)
「宮城県」:1166→1144(減少22)
「山形県」:0515→0495(減少20)
「新潟県」:0735→0711(減少24)
「富山県」:2230→2124(減少106)
「長野県」:2518→2393(減少125)
「山梨県」:1210→1175(減少35)
「岐阜県」:2446→2348(減少98)
「愛知県」:2191→2090(減少101)
「福岡県」:2378→2329(減少49)
「熊本県」:2938→2909(減少29)
「大分県」:2772→2720(減少52)
「宮崎県」:8296→8465(増加169)
「鹿児島県」:7168→7350(増加182)
2017年08月02日14時35分 武田信弘 ジオログ(http//geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http//blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:119238、SN:4317