(02月09日)Hi-net自動処理震源マップのN= の値の変動と地震の起こり方の変化について

最後にまとめの文章があります。関東地方で有感地震増加

Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」の値の過去1週間分のN=の値の変化(07:00頃の値):

「日本全国広域」
02月02日:470
02月03日:389(前日から約80の減少)
02月04日:447(前日から約60の増加)
02月05日:432
02月06日:405
02月07日:436
02月08日:506(前日から70の増加)
02月09日:480

「日本全国拡大」
02月02日:468
02月03日:386(前日から約80の減少)
02月04日:445(前日から約60の増加)
02月05日:432
02月06日:405
02月07日:435
02月08日:504(前日から約70の増加)
02月09日:476

「北海道」
02月02日:11
02月03日:12
02月04日:17
02月05日:16
02月06日:21
02月07日:22
02月08日:15
02月09日:28(前日から約2倍へ)

「東日本」
02月02日:297
02月03日:235(前日から約60の減少)
02月04日:302(前日から約70の増加)
02月05日:283
02月06日:264
02月07日:285
02月08日:344(前日から約60の増加)
02月09日:288(前日から約50の減少)

「本州中部」
02月02日:123(前日から約30の減少)
02月03日:107
02月04日:105
02月05日:106
02月06日:080(前日から約30の減少)
02月07日:100
02月08日:107
02月09日:114

「西日本」
02月02日:175
02月03日:145(前日から30の減少)
02月04日:143
02月05日:143
02月06日:127
02月07日:132
02月08日:157
02月09日:173

2月8日に発生した地震:9件(前日は8件)(海外での大きな地震を含む)
2017年2月8日 3時19分ごろ 四国沖 4.2 2
2017年2月8日 4時01分ごろ 沖縄本島近海 3.6 1
2017年2月8日 4時45分ごろ 茨城県沖 3.5 1
2017年2月8日 9時06分ごろ 福島県沖 4.3 2
2017年2月8日 10時09分ごろ 熊本県熊本地方 1.8 2
2017年2月8日 21時15分ごろ 五島列島近海 4.0 3
2017年2月8日 21時28分ごろ 五島列島近海 3.4 1
2017年2月8日 22時01分ごろ 北海道北西沖 3.2 2
2017年2月8日 22時44分ごろ 五島列島近海 3.4 1

過去1週間分の震度を観測した地震の地域別集計:
日本全体(http://weathernews.jp/quake/ に載っている最新7日間分の日ごとの集計数を転記しています。)
02月02日:04件(震度1:2件)(M4以上:2件)
02月03日:08件(震度1:5件)(M4以上:2件)
02月04日:00件(震度1:0件)(M4以上:0件)
02月05日:02件(震度1:2件)(M4以上:1件)
02月06日:07件(震度1:4件)(M4以上:1件)
02月07日:08件(震度1:6件)(M4以上:3件)
02月08日:09件(震度1:4件)(M4以上:3件)
合計:38件
(震度1:23件で61%)(M4以上:12件で32%)

1.北海道
2017年2月6日 0時17分ごろ 苫小牧沖 3.5 1
2017年2月8日 22時01分ごろ 北海道北西沖 3.2 2
合計:2件(陸域:0件、海域:2件)

2.東北
2017年2月3日 7時10分ごろ 福島県沖 3.6 1
2017年2月3日 23時15分ごろ 福島県沖 4.7 2
2017年2月5日 9時17分ごろ 岩手県沖 4.3 1
2017年2月6日 11時27分ごろ 宮城県沖 4.1 2
2017年2月7日 6時16分ごろ 福島県沖 4.0 1
2017年2月7日 22時03分ごろ 青森県東方沖 3.7 2
2017年2月8日 9時06分ごろ 福島県沖 4.3 2
合計:7件(福島県以南:4件、宮城県以北:3件)

3.関東
2017年2月2日 0時17分ごろ 茨城県南部 2.9 1
2017年2月2日 9時53分ごろ 新島・神津島近海 2.4 1
2017年2月3日 2時38分ごろ 千葉県東方沖 3.6 2
2017年2月3日 11時29分ごろ 茨城県北部 3.1 1
2017年2月3日 20時58分ごろ 茨城県沖 4.1 2
2017年2月3日 21時14分ごろ 茨城県沖 3.3 1
2017年2月6日 15時24分ごろ 千葉県東方沖 3.9 2
2017年2月6日 23時57分ごろ 茨城県北部 2.9 2
2017年2月7日 17時56分ごろ 千葉県南東沖 3.1 1
2017年2月7日 20時03分ごろ 茨城県北部 4.4 3
2017年2月7日 20時45分ごろ 茨城県北部 3.0 1
2017年2月7日 21時43分ごろ 茨城県北部 2.9 1
2017年2月8日 4時45分ごろ 茨城県沖 3.5 1
合計:13件
(陸域:6件、海域:7件)(M4以上:2件)(震度1:8件)(茨城県沖:3件、茨城県北部:5件、茨城県南部:1件、千葉県東方沖:2件)(伊豆・小笠原:1件)

4.中部
2017年2月3日 3時17分ごろ 岐阜県美濃中西部 2.0 1
2017年2月7日 15時36分ごろ 長野県中部 1.9 1
合計:2件
(長野県:1件、長野県以外:1件)

5.関西
2017年2月6日 4時43分ごろ 兵庫県南東部 2.9 1
合計:1件

6.中国・四国
2017年2月6日 13時46分ごろ 鳥取県中部 3.2 1
2017年2月8日 3時19分ごろ 四国沖 4.2 2
合計:2件
(陸域:1件、海域:1件)

7.九州
2017年2月2日 3時11分ごろ 奄美大島近海 4.4 3
2017年2月3日 19時58分ごろ 熊本県熊本地方 1.6 1
2017年2月5日 9時43分ごろ 熊本県阿蘇地方 1.6 1
2017年2月6日 17時04分ごろ 種子島近海 3.5 1
2017年2月7日 16時21分ごろ 大隅半島東方沖 4.1 1
2017年2月8日 10時09分ごろ 熊本県熊本地方 1.8 2
2017年2月8日 21時15分ごろ 五島列島近海 4.0 3
2017年2月8日 21時28分ごろ 五島列島近海 3.4 1
2017年2月8日 22時44分ごろ 五島列島近海 3.4 1
合計:9件
(陸域:3件、西南諸島:2件、九州北部:3件)

8.沖縄
2017年2月2日 20時06分ごろ 沖縄本島近海 4.1 2
2017年2月8日 4時01分ごろ 沖縄本島近海 3.6 1
合計:2件
(台湾付近:0件)(M6以上:0件)

まとめ:「東日本」が前日から約50の減少です。「震央分布図(過去7日間)」( http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/?area_type=japan_detail&recent_type=7days )を見ると、この1週間、関東地方に有感地震が集中していたことが分かります。「震央分布図(過去30日間)」( http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/?area_type=japan_detail&recent_type=30days )を見ても、ほぼ同じ傾向があることが分かるはずです。
2016年の月別の震度1以上を観測した地震の震央分布図( http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/entries_by_year?year=2016
 )とその前年の2015年のもの( http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/seismicity_map/entries_by_year?year=2015
 )を比較すると興味深いことが分かります。

地震観測回数
==2015年=2016年
01月:147ー161
02月:153ー137
03月:138ー112
04月:131ー586
05月:159ー650
06月:156ー361
07月:131ー279
08月:164ー233
09月:127ー209
10月:164ー430
11月:160ー318
12月:172ー288

震度3以上の地震観測回数
==2015年=2016年
01月:15ーー17
02月:13ーー13
03月:19ーー12
04月:10ーー326
05月:16ーー64
06月:15ーー36
07月:15ーー38
08月:27ーー17
09月:13ーー29
10月:17ーー44
11月:18ーー25
12月:14ーー26

今年2017年の1月は150の13です。2015年と2016年を比べると、地震観測回数で2月と3月と前年同月と比べて減少していて、その後の4月に熊本地震が発生します。その後、一貫して2015年よりも2016年は前年同月と比較して地震数が2倍程度に増加した状態が継続しているのです。これは、4月の熊本地震、10月の鳥取県中部地震があったからです。、その後、11月には福島県沖(いわき沖)M7、12月に茨城県北部M6が続きました。地震観測回数で見ると、2015年のほうが2016年よりも月間数が多かったのは3月と8月のみです。これらのことは、陸域の地震が2015年に比べて2016年は格段に増加したことを意味しています。原因は中央構造線の北側での地震活動が活発化したことと、もう一つは、太平洋プレートの東日本の陸域の地下への沈み込みが311大地震後5年を経過していよいよ本格化したことです。
太平洋戦争終了前後にも同じような状況があり、1945年の敗戦前後にかけて4年連続で1,000名を超える死者を出した4大地震が起こったのです。この時は、1943年鳥取地震、1944年東南海地震、1945年三河地震、1946年南海地震でした。この時は、南海トラフの活動が強く、それがどちらかと言えば西日本での地震になったわけです。
現在は、311大地震の影響が圧倒的に強く、311大地震の原因である太平洋プレートの東への圧力は、インド・オーストラリアプレートの時計回り回転も大規模に起こしていて、それがアムールプレートの反時計回り回転を招いています。いわば、中央構造線の北側が強く西へ押され、同時に東日本の太平洋側から太平洋プレートが大規模に陸域の地下へ沈み込み始めているのです。そのため、今後、東日本から中部・関西での大地震が継続的に発生することになります。1月から現在までは小康状態が継続していますが、一刻一刻と大地震が迫ってきていることに気が付いていただきたいと思います。

2017年02月09日10時00分 武田信弘 ジオログ(http//geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http//blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:108168 SN:4054