桜島の噴火兆候に関する一考察
桜島で火山性微動が大幅に増えて既に4日が経過していますが、特に大きな噴火には至っていません。桜島の火口付近の地表温度も上昇が観察できていない様子です。
また、桜島自体の噴火活動も停滞している様子で、2015年8月14日午前1時15分の噴火以来、大きなものは発生していていない様子です。この時の「691回目」という表示が19日午後2時半過ぎ、
では、そのまま表示されています。
以上のことを総合すると、桜島の地下にあるマグマの活動自体が高まっているというよりは、桜島の周囲の地盤が東西方向に緩み、その結果、桜島の山体が増加して、地下にすき間が生じ、そこへマグマが自然に上昇してきたと考える方がいいのではないでしょうか。
もともと、九州は東西方向に引く力が卓越していて、その結果、南北方向に亀裂が発生し、そこにマグマが上昇してきて、大きなカルデラが連続して出来上がってきている様子です。
つまり、桜島の噴火が差し迫っているというよりも、単に、フィリピン海プレートが東進する速度を上げていて、そのために桜島の地下の地殻に緩みが発生し、そこへマグマが上昇してきているだけと考えるべきではないかと思います。もちろん、だからと言って、桜島の噴火が起こらないとは言えませんが。
フィリピン海プレートの東進が活発化していることは、次のような地震が連続して発生していることからも明らかだと思います。
発生時刻 2015年8月19日 8時53分頃
震源地 山梨県東部・富士五湖
最大震度 震度2
位置 緯度 北緯 35.5度
経度 東経 139.0度
震源 マグニチュード M3.3
深さ 約30km
発生時刻 2015年8月19日 4時16分頃
震源地 房総半島南方沖
最大震度 震度1
位置 緯度 北緯 34.4度
経度 東経 140.3度
震源 マグニチュード M4.1
深さ 約90km
発生時刻 2015年8月18日 0時59分頃
震源地 新島・神津島近海
最大震度 震度1
位置 緯度 北緯 34.2度
経度 東経 139.2度
震源 マグニチュード M2.7
深さ 約10km
発生時刻 2015年8月17日 18時9分頃
震源地 神奈川県西部
最大震度 震度1
位置 緯度 北緯 35.2度
経度 東経 139.0度
震源 マグニチュード M2.0
深さ ごく浅い
発生時刻 2015年8月17日 9時45分頃
震源地 父島近海
最大震度 震度2
位置 緯度 北緯 27.1度
経度 東経 143.5度
震源 マグニチュード M5.4
深さ 約10km
発生時刻 2015年8月15日 19時44分頃
震源地 千葉県南東沖
最大震度 震度1
位置 緯度 北緯 34.9度
経度 東経 140.0度
震源 マグニチュード M3.6
深さ 約80km
もし、フィリピン海プレートの沈み込みが活発化しているとしたら、変動が起こっているという意味で、東海地震がある程度発生しやすくなっていると見ていいはずです。実際、Hi-net自動処理震源マップの「最新24時間」では、千葉県南方沖から静岡県沖にかけて、緑色から黄緑色のドットが5個表示されています。その内の1個はM5以上、あと3個もM4程度はある様子です。
首都直下地震についてはともかく、東海地震が発生すると、浜岡原発が危険であるのは明らかです。浜岡原発の原子炉やプールに貯蔵されている放射能レベルの高い核燃料を海溝型の地震の震源域ではないところにある貯蔵施設へ移すことを急ぐべきだと思います。
2015年8月19日15時00分 武田信弘 ジオログ(http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:「メインテナンス中」と言う表示が出ています。43872 SN:3569