JKビジネスと入試不正、そして少子化

 主に秋葉原で行われているというJKビジネス。実際にはかなり全国的に広まっているのではないだろうか。そう推測するのは、公立高校への入試不正及び大学一般での入試不正が非常に全国的に一般化しているからだ。努力の代わりに金で学歴を買うというのは、必ずその他の面にも波及効果があり、性的なものを経済的な取引対象にしてしまう傾向が強くなる。

 入試不正は基本的に努力を伴わないから、現状がどうかだけが問われることになり、それが少子化に拍車をかけている。現在、どのような会社に勤めているか。どんな仕事をしているか。どのぐらいの収入があるか、などが意識されるからだ。

 JKビジネスがやっていることは、自らの若さを売っているわけだが、それはまさに刹那的だ。若さは貴重なもので、それを売り物にするものではない。若さは、男にしても女にしても、それまでの社会への新参者として、それまでの問題点を克服して行く原動力だ。古びてくたびれた社会制度や大人たちを乗り越える、それが若い人たちなのだ。そして、何よりも、若い人たちには、新たにパートナーを見つけ、次の世代を育てていくという大仕事がある。性と生殖があまりに分離して理解されていると思う。性とは本来次の世代を創造して行くことそのものであり、10年以上にわたる子育てという大仕事を引き受けるために生命体に与えられた天の贈り物だ。目先の経済的なものに引き換えるべきものではない。

 入試不正にしても、JKビジネスにしても、その目指しているところは日本社会の弱体化だ。関係者の大部分は意識をしていないだろうが、仕掛ける側は社会人類学の知識を駆使して、どうやれば社会が弱体化するかを考えている。

 全国紙の広告で、明らかにこういったことに関連していると思えるものが載っていることがある。テレビの全国ネットでのコマーシャルも同じだ。明らかに性的なものを意識していて、しかも、刹那的な快楽へ誘導しようとしている。マスコミは自分たちがやっていることを意識されているのだろうか。

2014年12月08日18時40分 武田信弘 ジオログ(http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700)はヤフーブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700)へ移行しました。CN:7401 SN:3426