マイコプラズマ肺炎などが2011年に急増したことについての考察
国立感染症研究所のサイトの「過去10年間との比較グラフ(週報)」()に載っている18の感染症を見ると、2011年の4月以降目立って感染例が多くなっているように見えるものが4つあります。多少多いと思えるものが8つ、例年と変わらない患者数を示しているものが6つあります。これらについて、最初は福島原発事故により日本全国へ拡散した放射性物質の影響かと思い、いろいろ考えたのですが、沖縄や鹿児島での増加例があったりしてうまくまとめることが出来ませんでした。インターネット上にさまざまなデータがありますが、探しているデータがあるとは限らず、却ってあまりに専門的な狭い範囲の現象について述べたものが多く、生命科学の対象範囲の広さを改めて思い知りました。また、生命科学についての素養そのものが不足していると痛感しました。多少勉強したぐらいではなかなか自分で考えることはできません。
その上で、多分、このぐらいの判断はほぼ間違ってはいないだろうと言うものをまず述べ、次に確証どころか幾つか矛盾した記事がある中で、やはり自分としてはこういう見方がどうしても正しいのではないかと言うものを述べさせていただきます。
まず18の感染症について2011年に感染数が例年に比べて目立って増加したものとそうでないものの比較をします。その上でそういった現象に放射線の影響があるのかどうかを検討します。
なお、この記事では感染方式を飛沫感染と空気感染(飛沫核感染)を区別して扱います。飛沫感染は細菌やウィルスが水分を含んだ唾液などとともに比較的大きな微粒子として飛散するものです。空気感染は水分をほぼ失い、飛沫よりも小さい状態で空中に病原体が漂って感染拡大を招くものを言います。通常のマスクは患者が感染拡大をしないようにエチケットとしてするものであり、N95などの特殊なマスクは医療従事者などが飛沫感染や空気感染で感染病にかかることを防ぐためのものです。通常のマスクでは飛沫感染も防止できないことに注意してください。
2011年の流行が目立って多いものには次の4つがあります。
1.手足口病
2.急性出血性結膜炎
3.無菌性髄膜炎
4.マイコプラズマ肺炎
例年に比べて2011年の流行が多少多いと思われる感染症は次の8つがあります。
1.咽頭結膜熱
2.A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
3.伝染性紅斑
4.百日咳
5.ヘルパンギーナ
6.細菌性髄膜炎
7.クラジミア肺炎
8.RSウィルス感染症
ヘルパンギーナと言う病名はあまり一般的ではありませんが、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性発疹を特徴とし、夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎です。
また、2011年の流行が例年と全く変わらないものには次の6つがあります。
1.インフルエンザ
2.感染性胃腸炎
3.水痘(みずぼうそう)
4.突発性発疹
5.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
6.流行性角結膜炎(はやり目)
ここで、2011年の流行が目立って多いものの特徴を考えてみると、次の点が推測できます。
1.患者の年齢が乳児から9歳ぐらいまでが多い。(手足口病:乳幼児、急性出血性結膜炎:1歳から4歳、無菌性髄膜炎:9歳以下で全患者の90%、マイコプラズマ肺炎:幼児から青年期の患者が中心、7歳から8歳が中心。)
2.ワクチンなどの予防法がないか普及していない。
3.口腔内とか結膜などの、外界に露出している粘膜に症状が出ている。
4.細菌ではなくてウィルス感染による症状が出ている。
5.手足口病、マイコプラズマ肺炎は飛沫感染であり、全体的に飛沫感染によって流行拡大が起こっているようだ。
6.急性出血性結膜炎は接触感染だが、流行規模が小さい。
7.無菌性髄膜炎でエンテロウイルスの場合には飛抹感染。
国立感染症研究所のサイトの「過去10年間との比較グラフ(週報)」()に載っている18の感染症を見ると、2011年の4月以降目立って感染例が多くなっているように見えるものが4つあります。多少多いと思えるものが8つ、例年と変わらない患者数を示しているものが6つあります。これらについて、最初は福島原発事故により日本全国へ拡散した放射性物質の影響かと思い、いろいろ考えたのですが、沖縄や鹿児島での増加例があったりしてうまくまとめることが出来ませんでした。インターネット上にさまざまなデータがありますが、探しているデータがあるとは限らず、却ってあまりに専門的な狭い範囲の現象について述べたものが多く、生命科学の対象範囲の広さを改めて思い知りました。また、生命科学についての素養そのものが不足していると痛感しました。多少勉強したぐらいではなかなか自分で考えることはできません。
その上で、多分、このぐらいの判断はほぼ間違ってはいないだろうと言うものをまず述べ、次に確証どころか幾つか矛盾した記事がある中で、やはり自分としてはこういう見方がどうしても正しいのではないかと言うものを述べさせていただきます。
まず18の感染症について2011年に感染数が例年に比べて目立って増加したものとそうでないものの比較をします。その上でそういった現象に放射線の影響があるのかどうかを検討します。
なお、この記事では感染方式を飛沫感染と空気感染(飛沫核感染)を区別して扱います。飛沫感染は細菌やウィルスが水分を含んだ唾液などとともに比較的大きな微粒子として飛散するものです。空気感染は水分をほぼ失い、飛沫よりも小さい状態で空中に病原体が漂って感染拡大を招くものを言います。通常のマスクは患者が感染拡大をしないようにエチケットとしてするものであり、N95などの特殊なマスクは医療従事者などが飛沫感染や空気感染で感染病にかかることを防ぐためのものです。通常のマスクでは飛沫感染も防止できないことに注意してください。
2011年の流行が目立って多いものには次の4つがあります。
1.手足口病
2.急性出血性結膜炎
3.無菌性髄膜炎
4.マイコプラズマ肺炎
例年に比べて2011年の流行が多少多いと思われる感染症は次の8つがあります。
1.咽頭結膜熱
2.A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
3.伝染性紅斑
4.百日咳
5.ヘルパンギーナ
6.細菌性髄膜炎
7.クラジミア肺炎
8.RSウィルス感染症
ヘルパンギーナと言う病名はあまり一般的ではありませんが、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性発疹を特徴とし、夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎です。
また、2011年の流行が例年と全く変わらないものには次の6つがあります。
1.インフルエンザ
2.感染性胃腸炎
3.水痘(みずぼうそう)
4.突発性発疹
5.流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
6.流行性角結膜炎(はやり目)
ここで、2011年の流行が目立って多いものの特徴を考えてみると、次の点が推測できます。
1.患者の年齢が乳児から9歳ぐらいまでが多い。(手足口病:乳幼児、急性出血性結膜炎:1歳から4歳、無菌性髄膜炎:9歳以下で全患者の90%、マイコプラズマ肺炎:幼児から青年期の患者が中心、7歳から8歳が中心。)
2.ワクチンなどの予防法がないか普及していない。
3.口腔内とか結膜などの、外界に露出している粘膜に症状が出ている。
4.細菌ではなくてウィルス感染による症状が出ている。
5.手足口病、マイコプラズマ肺炎は飛沫感染であり、全体的に飛沫感染によって流行拡大が起こっているようだ。
6.急性出血性結膜炎は接触感染だが、流行規模が小さい。
7.無菌性髄膜炎でエンテロウイルスの場合には飛抹感染。