だから、原発停止はごく当たり前にされなければいけないし、それだけでなく、使用済み核燃料などの核燃料をもっと安全な場所へ集めて保管する必要がある。

 どこに集めるかが次の問題だが、北方領土について領土権の主張を放棄して、そこを国際的な核燃料処分状にすることを提案する。地層処分は止める。短くて1万年、アメリカ基準では100万年もの保管が必要とされるが、1万年と言ったら、旧石器時代だ。100万年前と言ったら、ホモサピエンスが生まれた時代が40万年前程度というからそれよりももっとはるか昔だ。それほどの期間地下に埋めてしまったらかえって危険であり、誰が見ても危険だと分かるように、そして必要性がでたら即時に対応ができるように地上設備で保管したほうが良い。

 最も多くの核物質を持つアメリカは予定していた処分場であるユッカマウンテンでの処分場建設を中止してしまった。世界中で高レベル廃棄物の処分に成功している国は一つもない。だからこそ、今、国際的な処分場決定に意味があり、日本がその議論の先鞭をつけることが出来る意義は大きいはずだ。何も北方領土に決める必要はない。世界中で見ればより良い処分場があるはずだし、既にどうしようもない核廃棄物の問題をきちんと意識するよい契機になれば、核兵器放棄への動きにもつながる。現実には経済的に言っても引き合わない原発がこれほど作られてきたのは核兵器を製造し所持し続けるためだ。原発反対の動きがなかなか出てこないのは背景に原爆所持の意思があるからであり、そのことを理解して原発反対をしていかないと、このまま日本は全国的に放射能汚染がされ、そのまま日本という国土自体が国際的な核物質処分場になってしまいかねない。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<606>>