2011祈り75 2011年3月16日(水)

 今日も一日中家にこもり、いろいろ考え事をしていた。このところ寝不足で、頭がぼやっとしている。

 今回の原発事故について、原爆のように爆発すると言うような印象を与えてしまったかも知れない。しかし、それは誤りだ。例えば広島原爆は当時の広島市をほぼ一瞬で焼き尽くした。それほど大規模な熱エネルギーが一挙に出てきたわけで、そういったことはありえない。自分もかなり危機感をあおるような書き方をしていたので、広島原爆のような巨大な熱線が出るような爆破が起こると言うような理解をされてしまったら申し訳ないことをしたと思う。しかし、例えばチェルノブイリで起こったような原子炉破壊と放射性物質の放出は十分にあり得るし、多分、もっと大規模に起こるはずだと思う。だから、少なくとも、避難ができる方は早めにやられておくことだと思う。

 自分がイメージしているのは、あくまでチェルノブイリ型の事故であり、そこで起こることは主に放射能汚染だ。つまり、長期的な遺伝子異常であり、それによる癌発症で多くの方が苦しむことになるのではという予測だ。もう一つは、関東から東北一帯が居住できなくなることによる損害というか、苦しみだ。確実に多くの企業が海外へ出ていくだろうし、食料不足が深刻化する。いろいろな混乱も起こるだろう。その意味でも、なんとか原発事故が過酷化しないでほしいと祈っている。

 福島第一原発2号炉と3号炉のあたりで白煙が出ている映像がNHKで実況中継された。かなり広く大規模に白煙が出ていて、原子炉建屋をほぼおおうほどの大きさだった。ところが夜のニュースでは、衛星写真か航空写真か、ともかく福島第一原発の1号炉から4号炉の写真が示され、そこには白煙が狼煙のように垂直に広がっているのが写っていた。こちらの白煙とNHKで実況したものは異なると思ったのだが、よく分からない。放射能測定値が一時的に上がり、また低下したと言う。2号炉のものだと言う説明がされているようだ。ただ、3号炉のものと考えることもできるはずだ。3号炉の燃料保管プールで水が減り、一部の燃料棒の上部が水面上に出てしまい、ジルコニウムがどんどん酸化され、結果的に被膜が割れてしまい、燃料棒内部のキセノン、セシウム、放射性ヨウ素などが出てくる。その内、水の沸騰が始まり、水蒸気量が増えた結果、これらの放射性物質がいっぺんに建屋外の大気中へ水蒸気とともに押し出される。この現象は一時的起こり得る。つまり、水が無くなってしまえば、放射性物質がその後いっぺんに建屋外へ押し出されることにならないからだ。まあ、これは、現場を知らないものが勝手な想像をしているだけだから、あまり大した意味はない。

 使用済み燃料保管プールについて、福島第一原発1号炉、2号炉があまり話題にならない。しかし、これらの炉にも確実にあるはずで、しかもこちらのほうが歴史が古いから多くの使用済み燃料を抱えている可能性がある。だから、3号炉のプールの危険性と同じ程度の危険性があるはずだが、あまり話題にならない。ともかく保管プールについては別に記事を書く予定。 

 海外では日本への渡航規制を行うところが出てきそうだ。しかし、国内ではいっこうに避難しようと言う機運が高まらない。一部の人に、福島原発から遠く離れた出身県へ戻ると言う動きはあるようだ。

 もしこのまま、過酷事故になった場合、または、過酷事故とまではいかなくても広範囲に避難が必要になる事故になったら、避難弱者という方たちが大きな問題になる。主にお年寄りで、一人では移動できない方たちがとり残される事態になるはずだ。

 1ドル79円になったと言う。信じられない。このレートで円買いをすることは、かなりの損失を円買いをするほうが受けることを意味するはずで、反対側から見れば、円を売ってかなりの利益を出しているはずだ。まるで今回の震災で日本の国力が高まったかのような現象が起きている。こんなことはありえない。幾らアメリカやヨーロッパが経済的におかしくなっていようと、既に基礎的条件は日本のほうがかなり悪い。そこへ震災被害、原発被害が重なるわけで、大幅な円安になるのが普通だ。大規模な世論操作と円投機の準備が行われているはずだ。今円買いを大規模にやると言うことは、今後、より一層大規模に円高になると考えているわけで、日本以上の震災にどこかの国が見舞われる可能性があるのかもしれない。しかし、そうなら、何も円安局面の今円買いをする必要はない。円資金が必要なら、充分に日銀が供給するわけで、何も海外資産を売却してまでこの円高水準で円を買う必要がない。疑問。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<412>>
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