原発について隠されている情報がある。

 既に地震発生から丸二日以上たつが本来発表されるべき情報が隠されている。それは各原発敷地内、建物内で計測された地震加速度だ。各原発は設計上耐えられる地震加速度を決めている。建物の耐震性は単に安全にと言うものではなく、ここまでの地震加速度には耐えられると言う理論値を決めて行われる。だから、実際の観測値がその理論値を超えてしまったら、耐震設計は基本的に信頼できず、目に見える故障がなくても、金属に変形が生じていて、それにより強度がかなり低下してしまう。

 現実に、今までの地震でも、原発の設計に用いる限界地震の加速度を超えてしまっている例は何度もあった。今回の東北地方太平洋地震で女川原発、福島原発、六ヶ所村の核関連施設でそれぞれどの程度の加速度を計測したのか、その発表が未だにないのはおかしなことだ。

 3月13日午後6時30分現在で51のプレスリリースが東京電力のホームページに掲示されている。全てを見たわけではないがここにも計測加速度についての言及はなさそうだ。http://www.tepco.co.jp/cc/press/index11-j.html がプレスリリースのページのURLなので、皆さんも確認していただきたい。
 
関連サイト:

1.原子力安全委員会: http://www.nsc.go.jp/index.htm
  パブリックコメントのページもありますが、現在公募しているものはありませんでした。

2.東京電力の地震対策のページ:
  http://www.tepco.co.jp/nu/knowledge/quake/index-j.html
「揺れの少ない強固な地盤の上に建てています」とか「津波への対策」、「考えられる最大の地震も考慮して設計しています」という項目がある。

3.福島第一・福島第二原子力発電所における耐震安全性の評価結果(中間報告:その2)について
  http://www.tepco.co.jp/nu/f2-np/i_meet/2009/pdfdata/cb0901_a.pdf

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<398>>