2011祈り53 2011年2月22日(火)

 午前9時半ごろに資源ごみを市役所へ出しに行った。確かその時ニュージーランドでの地震の報道をラジオで聞き、震源深さが5kmほどだったので被害が大きくなると確信した。午前11時ぐらいに近所のスーパーへ買い物に行く。

 ニュージーランドと日本では地質のでき方が異なる。日本は付加体で、基本的には海底に堆積した砂などが固まってできた泥岩などが変成して岩盤ができている。ニュージーランドはそれに比べてはるかに硬い岩盤であるはずで、ある意味それが比較的浅いところで大きな地震が起こった理由だ。日本では地盤が軟らかすぎて地表近くではあまり大きな地震が起こるほどゆがみがたまらない。
 ただ、日本での内陸型直下地震の被害が少ないということではない。日本はニュージーランドの数倍から10倍以上の地震頻発国で、内陸部でも震源深さ10kmから20kmほどの巨大地震が何回も起こっている。これらは震源が10km以上深いのである程度地表面の広い範囲へ縦波の影響があり、大きな被害を与える。今回のニュージーランドの地震は震源が浅いのでその影響も狭い範囲にとどまっている。

 今回の地震報道を見ていて気が付いた点がある。日本は本当に原発の安全性について一切疑問を呈することが出来ないのだ。そして、その当然の延長として、近代的なコンクリートビルについては安全だと言う神話が作られている。しかし、日本の耐震設計は横揺れ、横波についてしか行われていない。現実の揺れは、縦波があるし、地盤の中で複雑に反射して横波が縦波に変換されることもある。今回のクライストチャーチの揺れは数十秒の長さであった様子だが、日本で起こる巨大地震の場合は5分ほど激しい揺れが続くと言われている。当然その間に何度も横波や縦波が建物に襲いかかることになり、そういった事態について耐震設計がやられてはいないはずだ。この辺の事情は地震での被害予想と同じだ。火事や建物崩壊についてそれぞれ単独での被害予想はできるが、現実の被害はそれらが複合したものになる。ところが、そういった現実的な被害予測は行われていない。

 原発の危険性をもっときちんと評価するべきだ。アメリカでは地震頻発地域に原発を作っていない。1979年のスリーマイル島事故以来、アメリカでは新規原発は一基も作られていない。作ると言うフェイントだけが行われている。

*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<363>>
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