オバマアメリカ大統領の危機
アメリカの中間選挙が迫っているが、米民主党は議会で少数与党になるかも知れないと言われている。景気回復がうまく行っていないからだ。
しかし、例えば国民皆保険制度にしても今までの大統領ではでき得なかったことで、オバマ大統領のやってきたことはかなり成果が上がっている。問題は、オバマ大統領への期待がそれ以上に大きかったことだ。あまりにも希望に満ちて登場したがゆえに、その期待の高さが現実との落差となって、今オバマ大統領の未来に壁となって立ちふさがっている。
ただ、オバマ大統領以上にこの危機に対処することが出来る政治家もいないはずだ。異文化のはざまに生まれ、その対立と和解、そして発展の可能性を身を持って確認されてきたオバマ大統領こそが、今のアメリカの分断された社会の修復に手を付けることが出来るはずだから。
アメリカが政治的に不安定になれば、それこそ、アメリカが直面している課題の解決はより困難になる。そしてそれは世界の不安定化につながるだけだ。アメリカだけでなく地球社会全体の未来が、アメリカ市民、政治家、官僚、そういった人たちすべての英知に、そしてオバマ大統領のそれにかかっている。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<208>>