5.行方不明が10月26日であり、相当の作業を時間をかけて遺体に対してしていて、それなりに殺害後時間が必要なことを考えると、11月2日以前に死体が遺棄されたと考えるのは無理があるように思う。血を抜き、胴体の皮膚を剥し、頭部や四肢を切断し、内臓を取り出し、足首の関節を骨に沿って切り開いて足首を切断し、胴体部を火にあぶるなど、もしも単独犯なら、とても数日間でできるようなことではない。まして、そうした遺体を車で運び出し、誰にも見られないで山中に遺棄するなど、できるものではない。時間的に無理であるのと、余りに猟奇的過ぎて、人目に付かずに実行ができるとはとても思えないからだ。遺留品としてあるはずの衣服や携帯電話が発見されていない。また、そもそも内臓が見つかっていないし、両手も右足首も見つかっていない。それらを何らかの形で処分したはずで、頭部や胴体が見つかってからほぼ10日たって見つかっていないので、北広島町の臥龍山以外のところへ遺棄したと言うことになるが、それもやはりかなりの手間であったはずだ。

6.頭部を見つけた人がマスコミに登場していない。クレヨンしんちゃんの作者で2009年9月11日になくなったとされる臼井さんにしても、滑落した遺体を発見した人は一切マスコミに登場していない。もし解剖に付された人体であれば、頭部は頭髪がそられているはずで、警察発表の「セミロング」とは異なることになるし、眼球も取り除かれているはずだ。まあ、そこまで生々しいことはマスコミになかなか載せることができないだろうが、発見に至った経緯や、頭部がどんな状態で見つかったか、つまり、頭髪が見えていたのかなどは、インタビューできるし放送もできるはずだと思う。

7.行方不明になった経緯が余りに完全犯罪となっている。小柄とはいえ、一応すでに19歳になった一人前の女性がそう簡単に拉致されるとは思えない。アルバイト先から大学の寮への道にあるコンビニなどの防犯カメラには映像が写っていないと言うことだし、交通警備に当たっていた人の目撃証言が駅へ向かっている道だったということで、ある程度は明るい、車も人もある程度は通る環境で忽然と姿を消したことになる。更に交通警備に当たっていた人の目撃証言をスクープしたのはマスコミであり警察がスクープ時点でその情報をつかんでいたかどうか不明だ。アルバイトを終え、帰宅する前に普通は携帯の電源を入れるだろう。しかし、携帯の電源も切れたままだったと言うのだから、全体的に拉致事件としては余りに見事に行われていると感じる。

8.更に、今までの記事で書いたように、年間行方不明者が8万人以上、その内、犯罪などに巻き込まれた可能性が高いと言われる事例でも3万件以上届出がある中で、二日間携帯電話に応答がないというだけで警察が捜索人の届出を受け付けることも余りないし、行方不明後1週間で犯罪事実がない中、公開捜査に踏み切ることもまずない。また、犯罪事実が出ていない段階でマスコミが大々的にそれを取り上げることもほぼまったくない。なぜ、今回だけ、大々的に捜索も報道もされたのか?

9.島根の事件の1週間前に発生した千葉県松戸市の千葉大女子学生の殺人事件も遺体のあった部屋が火事になり、結果的に遺体が全体として焼け焦げてしまったということだ。多分どちらの被害者の方も、葬儀では遺体の顔を出すことはしないだろう。つまり、知り合いなどが被害者本人かどうかを知る由もないことになる。

10.以上のような経緯を考えると、やはり、今回の事件は余りに不自然だとしか言えず、非常に大きな力が働いて作られた事件であると思う。被害者の家族や警察、マスコミもかなり動かすことのできる権力者が指揮を執っていたはずだ。関係者の一人は当然、医学部で死体の解剖実習にかかわりを持つ人だろう。