5月過ぎのことだったと思う。クロが、僕に対して恐怖心を見せたのだ。餌だと思った。スーパーや食料品店で買う色々な食べ物に、3月ごろから、どうしても異常があるとしか言えない状況が続いていた。シロとほぼ同時期にやって来ていた野良猫も、食べようとしないウィンナがあった。ただ、こちらとしても判断がつかないのだ。食べてみて、飲んでみて、しばらくしないと、異常があるものかどうかの判定が出来ないのだ。味がちょっとおかしいなと感じるものはあまり無く、口にしてしばらくしてから胃や腸が痛みだし、水のような下痢をするのだ。もうすでにドッグフードに牛乳をかけ、パンのかけらやチーズを入れるのが習慣になっていた。ドッグフードだけをあげるようにするには遅すぎた。
6月に入ると、腹水がまた溜まり出した。薬を二倍の量飲ませても症状は治らなかった。6月の終わりからは、薬を飲ませることを止めた。効かないものを飲ませても無駄だと思ったからだ。シロはじっと動かずに横になっていた。大変に好物だったビーフジャーキーもチーズもウィンナも口にしなくなった。あるとき、猫といっしょにシロに餌をやることがあった。パンを小さくちぎり、そこに牛乳を少しかけてあげていた。猫の方はそれに煮干が入っている。驚いたことに、シロは、猫の皿からパンだけを選んで食べたのだ。自分の皿にあるパンは一切手をつけていなかった。シロは用心をしているのだ。自分の病気の原因は食べ物の性だと考えているのだと思った。
昨日の朝、明らかにおかしかった。死相が見えたように思った。目やにを取り、ブラッシングをして、玄関にダンボールをひいて、その上に寝かせた。今朝、外に連れ出すと、自分でおしっこをした。どこかに行きたそうだったが、歩けないのは明らかだったので、また玄関に戻した。昼前に、玄関を開けると、自分から歩いて飛び出し、数メートル先にうずくまった。しばらくして横になったので、よく見ると、黒い小さな糞をしていた。「えらいね」と声をかけた。しばらくし、僕が家の中に入っているときに、家の前に留めてある車のところまで自分で行き、上半身を車の下に突っ込んでしまっていた。それに気がつき、引き出そうか迷っていると、やがて何回か咳をして、動かなくなった。
6月に入ると、腹水がまた溜まり出した。薬を二倍の量飲ませても症状は治らなかった。6月の終わりからは、薬を飲ませることを止めた。効かないものを飲ませても無駄だと思ったからだ。シロはじっと動かずに横になっていた。大変に好物だったビーフジャーキーもチーズもウィンナも口にしなくなった。あるとき、猫といっしょにシロに餌をやることがあった。パンを小さくちぎり、そこに牛乳を少しかけてあげていた。猫の方はそれに煮干が入っている。驚いたことに、シロは、猫の皿からパンだけを選んで食べたのだ。自分の皿にあるパンは一切手をつけていなかった。シロは用心をしているのだ。自分の病気の原因は食べ物の性だと考えているのだと思った。
昨日の朝、明らかにおかしかった。死相が見えたように思った。目やにを取り、ブラッシングをして、玄関にダンボールをひいて、その上に寝かせた。今朝、外に連れ出すと、自分でおしっこをした。どこかに行きたそうだったが、歩けないのは明らかだったので、また玄関に戻した。昼前に、玄関を開けると、自分から歩いて飛び出し、数メートル先にうずくまった。しばらくして横になったので、よく見ると、黒い小さな糞をしていた。「えらいね」と声をかけた。しばらくし、僕が家の中に入っているときに、家の前に留めてある車のところまで自分で行き、上半身を車の下に突っ込んでしまっていた。それに気がつき、引き出そうか迷っていると、やがて何回か咳をして、動かなくなった。