金魚のフン -79ページ目

9月24日

12年前の今日

彼氏を交通事故で亡くした


いまだにわたしはぐるぐるとおなじところをまわってる

ひとより意思がつよいわけじゃないし、頑固でも一途でもない、純愛主義とはほど遠い


だけど


あの頃から

あなたを想う気持ち

あなたを求める気持ち

変わらない 変えれない


変えたくて忘れたくて
いろんなことしてみたけど

息苦しくて息苦しくて
変われないわたしを認めるしかなかった


こんなに落ち着いた気持ちで迎える命日ははじめてだ


いっぱいまきこんで
迷惑かけた 傷付けてた

すべてのひとにありがとう


遠回りしたけれど


やっと素直になれた


すべてのひとにありがとう

まだ



いっぽ


もう一歩


あと一歩


心は折れてるのに


体がわたしを動かす


いつか立ち止まるまで


それはまだ


いまじゃない

わたしの行方

泥のなかで生きてるみたいだ

喉がざらざらしてうまくしゃべれない

足を踏み出すとぬるぬるとからみつきひきもどされる

乾いた土が皮膚にこびりつき関節が動くたびひび割れる

にじむ汗が泥となり何度もわたしを埋め尽くす


いっそ泥になってしまいたい


わたしはどこまでも異物で馴染むことをしらない

流れのない闇のなか定める方向もなく繰り返す

ひんやりとした重みはどこかここちよく

このまま沈んでしまえればいくらか楽になるだろうか


このまま沈んでしまえれば


わたしでない何かに


なれるだろうか