谷川俊太郎さんの
「朝のリレー」という詩があります。
中学校1年生の国語の教科書(光村図書)に掲載されています。
カムチャツカの若者が
キリンの夢を見るとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
(谷川俊太郎「朝のリレー」より冒頭)
というとても印象的で意味深い表現があります。
今、ロシアがウクライナに侵攻している真っ最中の時期なのですが、
「カムチャツカ」の若者や
「メキシコの娘」「ニューヨークの少女」「ローマの少年」が、
「朝をリレー」して「いわば交替で地球を守る」と詩人はうたっています。
授業をしていて、本当に意味深い詩だと感じました。
この詩を読んだ人が未来に向けて
「地球を守る」ために意識できると良いのになあとしみじみ思いました。