中華の鉄人陳健一(四川料理)に対し、神戸華僑の長老が海皇(ハイファン)や老香港酒家(オールドホンコンレストラン)の料理長を務めた唐朝輝(広東料理)を選び、ブラックタイガーでの対決・・・
こんな凄い料理人が作る料理を食べてみたいなあ、そんな思いでテレビを見ていました。
その唐朝輝氏の店が神戸にある天天です。
唐揚げ
外はカラッと中はジューシーで衣に絶妙な味付けがしてあります。
ビールが何杯も飲めそうですが、車なんで我慢!
淡路島産コブダイ魚の蒸し物
最近コブダイがなかなか入荷しないのですが、今回は運よく頂くことが出来ました。
醤油ベースのまろやかで味わい深い味付けなので、コブダイも豆腐も非常に美味しいです。
中国ウリと海老の炒め
期間限定のお勧めとの事で初トライ。
想像していたウリとは全然違いました。
味付けが抜群に美味い・・・次回もあれば是非オーダーしたい1品です。
緑色の細長い野菜のようなもの、何か分かりますか?
これは金針菜(ユリのつぼみ)でほのかに甘みを感じるような・・・さすが中華料理!
ホタテと春雨の炒め
個人的にすごく好きな味付け・・・ニンニクをたっぷり使用しています。
春雨やホタテは本来淡泊な味なので、アクセントとしてニンニクはいいのですが、匂いを気にして控えめに頂きました。
白身魚の甘酢炒め
甘酢あんが赤いのは唐さんオリジナルあんでトマトが入っているからです。
檸檬鶏
レモンを使った甘酸っぱいソースが特徴的な料理です。
芥蘭菜炒め
芥蘭菜(かいらんさい)って初めてです。
苦味もあってビールに合いそう(でも、車なんで我慢我慢)
相変わらず抜群に美味い味ですね。
(ホタテと海老のペーストの調味料に生姜・ニンニク等で味付けしているようです)
西施帯子(ホタテ貝のミルク炒め)
台湾の新竹ビーフンを揚げて、玉子の白身と牛乳と飛魚子を炒め、ホタテとキュウリ、マッシュルームを入れて一緒にしたものです。
卵白と牛乳をベースにした料理って珍しいでしょう。
あっさりした塩味ベースにパリッとしたビーフンの触感が絶妙ですね。
ビーフンを揚げたのをしっかり混ぜて頂くと美味しいと唐シェフに教わりました。
なんとも上品な味で、特に女性には人気な料理ではないでしょうか。
ピータン、豚肉とつるむらさき炒め
黒く写ってるのがピータンで、流石唐さんの作る料理だなあと感心させられる一品です。
唐さんから「今日はオマール海老が入ったからどうですか?」とのお誘い。
今までオマール海老は出てこなかったので、是非トライしてみましょう。
まだ元気に動いています(ちょっとかわいそうな気もしますが)
活けオマール海老の煮込み
見るだけで美味そうなのが分かるでしょう。
実はこの白っぽいソース、初めて味わうソースでした。
直接唐さんに聞いてみたんです・・・何と、フランス料理のベシャメルソース(ホワイトソース)を中華風にアレンジしたソースとの事。
道理で中華料理では初めての味でした。
オマール海老自体西洋料理で使うものでしょうから、唐さんのチャレンジ精神がこういう形の料理になったんでしょうね。
個人的にはフランス料理より美味いと感じました。
ロー麺
これ、普通のロー麺ではありません。
このスープの色をよく見て下さい・・・オマール海老のソースの色ですよね。
折角オマール海老の美味しい出汁が出ているソースを捨てるのはもったいない、という事で活けオマール海老の煮込みで残ったソースを使って特製ロー麺が出来ました。
実は先客の香港人がオマール海老、特製ロー麺という食べ方をしていたんです。
香港人の唐さんが広東語でやり取りをしていて、そして私にもこれらの料理を勧めてくれました。
このロー麺、これも本当に美味かったです。
海鮮入りのおこげ
サクッとしたおこげもいいですが、あんと絡めて味のしみ込んでしっとりしたおこげも美味しい。
一度で二度楽しめる海鮮入りおこげです。
やはり陳健一と競う実力の持ち主だけはあるなあ、これぞ広東料理という素晴らしい味です。
沙津蝦球(エビマヨ)
飛魚子がいいアクセントになっています。
担々麺
四川発祥の担々麺を広東料理(香港出身)のシェフが作る担々麺。
私は好きです。
何を食べても外れのない料理ばかりで大満足です!
今回は食べられなかった料理、海鮮具沢山トビコ入りチャーハン等もありますが、それは次回のお楽しみという事にしましょう!
もし皆さんが神戸にいらしたら是非ここでの食事をお勧めします。
下町の小さい中華料理店という事さえ気にならなければ、一流ホテルにも負けない料理が一流ホテルの何分の一の価格で頂けるのですから。
全般ランキング
中華料理鉄人の店 天天
(中華料理
/ 王子公園駅
、灘駅
、摩耶駅
)
夜総合点★★★★☆ 4.0