『日本、奥の寄道』の校了明けの10月6日、
友達が住む愛知県半田市で行われる、
5年に1度の「半田山車祭り」見物に行った。
夏ごろに誘われてたんだけど、
スケジュール的に行けるかどうかわからず、
返事を保留してもらってたんだけど、
うまく片付いて、決行!
いいタイミングだったから、あとがきに、
――愛知県の半田山車祭り見物を前に
という一文を加えさせてもらった。
JR名古屋駅から武豊線に乗り換えて、
携帯スイカ利用のオレは一足先に駅を出た。
駅では、ユージくんがお出迎え。
いや、出口に立ってる人には気づいたんだけど、
一度会ったっきりだったから顔を覚えてなくて、
オレは思いっきり無視して一服。
そこに精算を終えたEちゃん、Y子、Aくんが出てきて、
件の男の人に挨拶し、旧交を温めている。
赤面しながらオレも輪に加わった。
もともと、ユージくんの奥さんのフミちゃんと友達だし、
共通の友達の結婚式でご挨拶しただけだったから、
と言い訳する。
すみません。
で、連れてってもらったお宅は、白亜の豪邸!!
多少誇張はあるが、オレの目にはそう映った。
バレリーナらしくスタイル抜群のカナちゃん、
目の前のものを即興で歌にしてくれるサヤちゃんと
ふたりのかわいい娘さんがいるフミちゃんは、
しばらく見ぬ間に立派なお母さんになっていた。
幸せを絵に描いたようなとよく言うけど、
リアルにそう感じる一家だ。
そんなこんなで祭り見物に繰り出した。
JR半田駅からメインの「さくら会場」までの道は、
やたら幅広い。さすがはトヨタの城下町だ。
正直言って趣のかけらも感じなかったが、
川沿いに並ぶ黒塀の蔵を見て印象一変。
なんとそれはミツカン本社。
半田地区は昔から醸造業が栄え、
尾州廻船で江戸に直送されていたとのこと。
街に歴史あり。
人混みに交じって道沿いの露店を眺めながら、
ようやく「さくら会場」に到着。

各町の山車31輌がずらりと勢揃い。
壮観だ。
半田山車祭りとは、
もともと半田の各地区ごとに行われている
春祭りを5年に1度集結して行われるもの。
歴史としては比較的新しいが、
各地区の春祭りは江戸以来の伝統がある。

2階建ての山車の「上山」には、
それぞれに趣向を凝らしたからくり人形。

これは「唐子遊び」で途中唐子が逆立ちする。

これは、からくり人形をしまい終えたところ。
からくり人形だけでなく、
1階部分の中棚では操り人形が踊ったりして、
エンタテインメント性は抜群だ。

裏には幕がかかっていて、これまた豪華。

ユージくんは前回まで「成車」の世話係。
それぞれの山車の前にプロフィールがあって、
中には国指定の無形文化財が5輌も!

成車の全体像。

成車の中棚の下には「元寇」の彫刻。

屋根の下には「七福神」の彫刻。
いずれも大正15年の作で、
地元出身で、東本願寺の改築にも携わった、
初代彫常が手がけたもの。
こんなにすごいことを想像してなかったもんで、
見てる間にすっかり夢中になってしまった。
この類は祇園祭が最高峰だと思ってたけど、
彫刻に関していえば、上には上がある。
なんでも高山祭の山車にも引けを取らないとか。
こうなると高山祭も見なきゃいかんな。

これは成車じゃないけど、
祭りの若者たちのいでたちも派手。
各組ごとに法被や手拭が違ってて、
唐織錦のようなスカートの組み合わせ。
なぜかモヒカンが多くて、
ちょっと前のギャル男っぽかったり、
ヤンキーっぽかったり。
眉をひそめる向きもあるかもだが、
こうやって祭りが継承されてるんだから、
たいしたもんだ。

「さくら会場」を1輌ずつ退出する山車。
この山車が町を巡行するのだが、
角々では引手が掛け声をかけ、
一気に90度回転させるところも見どころ。

夜は明かりが掲げられて、
まるでエレクトリカル・パレード。
(ってまだやってんだっけ?)

これは、ちんとろ船とよばれるもので、
見もののひとつらしいが、
十重二十重の人垣のはるか向こうで、
何をやっているのか全然わからなかった。

昔懐かしいお化け屋敷もにぎわってた。
そして最後は花火大会で、この日は終了。
あまり予備知識を持たないまま出かけてみたが、
こんなに素晴らしい祭りがあったとは、吃驚。
山車の彫刻や飾り幕、からくり人形などの趣向を
もっとじっくり見てみたかった。
次は5年後?
長生きしなきゃ。
友達が住む愛知県半田市で行われる、
5年に1度の「半田山車祭り」見物に行った。
夏ごろに誘われてたんだけど、
スケジュール的に行けるかどうかわからず、
返事を保留してもらってたんだけど、
うまく片付いて、決行!
いいタイミングだったから、あとがきに、
――愛知県の半田山車祭り見物を前に
という一文を加えさせてもらった。
JR名古屋駅から武豊線に乗り換えて、
携帯スイカ利用のオレは一足先に駅を出た。
駅では、ユージくんがお出迎え。
いや、出口に立ってる人には気づいたんだけど、
一度会ったっきりだったから顔を覚えてなくて、
オレは思いっきり無視して一服。
そこに精算を終えたEちゃん、Y子、Aくんが出てきて、
件の男の人に挨拶し、旧交を温めている。
赤面しながらオレも輪に加わった。
もともと、ユージくんの奥さんのフミちゃんと友達だし、
共通の友達の結婚式でご挨拶しただけだったから、
と言い訳する。
すみません。
で、連れてってもらったお宅は、白亜の豪邸!!
多少誇張はあるが、オレの目にはそう映った。
バレリーナらしくスタイル抜群のカナちゃん、
目の前のものを即興で歌にしてくれるサヤちゃんと
ふたりのかわいい娘さんがいるフミちゃんは、
しばらく見ぬ間に立派なお母さんになっていた。
幸せを絵に描いたようなとよく言うけど、
リアルにそう感じる一家だ。
そんなこんなで祭り見物に繰り出した。
JR半田駅からメインの「さくら会場」までの道は、
やたら幅広い。さすがはトヨタの城下町だ。
正直言って趣のかけらも感じなかったが、
川沿いに並ぶ黒塀の蔵を見て印象一変。
なんとそれはミツカン本社。
半田地区は昔から醸造業が栄え、
尾州廻船で江戸に直送されていたとのこと。
街に歴史あり。
人混みに交じって道沿いの露店を眺めながら、
ようやく「さくら会場」に到着。

各町の山車31輌がずらりと勢揃い。
壮観だ。
半田山車祭りとは、
もともと半田の各地区ごとに行われている
春祭りを5年に1度集結して行われるもの。
歴史としては比較的新しいが、
各地区の春祭りは江戸以来の伝統がある。

2階建ての山車の「上山」には、
それぞれに趣向を凝らしたからくり人形。

これは「唐子遊び」で途中唐子が逆立ちする。

これは、からくり人形をしまい終えたところ。
からくり人形だけでなく、
1階部分の中棚では操り人形が踊ったりして、
エンタテインメント性は抜群だ。

裏には幕がかかっていて、これまた豪華。

ユージくんは前回まで「成車」の世話係。
それぞれの山車の前にプロフィールがあって、
中には国指定の無形文化財が5輌も!

成車の全体像。

成車の中棚の下には「元寇」の彫刻。

屋根の下には「七福神」の彫刻。
いずれも大正15年の作で、
地元出身で、東本願寺の改築にも携わった、
初代彫常が手がけたもの。
こんなにすごいことを想像してなかったもんで、
見てる間にすっかり夢中になってしまった。
この類は祇園祭が最高峰だと思ってたけど、
彫刻に関していえば、上には上がある。
なんでも高山祭の山車にも引けを取らないとか。
こうなると高山祭も見なきゃいかんな。

これは成車じゃないけど、
祭りの若者たちのいでたちも派手。
各組ごとに法被や手拭が違ってて、
唐織錦のようなスカートの組み合わせ。
なぜかモヒカンが多くて、
ちょっと前のギャル男っぽかったり、
ヤンキーっぽかったり。
眉をひそめる向きもあるかもだが、
こうやって祭りが継承されてるんだから、
たいしたもんだ。

「さくら会場」を1輌ずつ退出する山車。
この山車が町を巡行するのだが、
角々では引手が掛け声をかけ、
一気に90度回転させるところも見どころ。

夜は明かりが掲げられて、
まるでエレクトリカル・パレード。
(ってまだやってんだっけ?)

これは、ちんとろ船とよばれるもので、
見もののひとつらしいが、
十重二十重の人垣のはるか向こうで、
何をやっているのか全然わからなかった。

昔懐かしいお化け屋敷もにぎわってた。
そして最後は花火大会で、この日は終了。
あまり予備知識を持たないまま出かけてみたが、
こんなに素晴らしい祭りがあったとは、吃驚。
山車の彫刻や飾り幕、からくり人形などの趣向を
もっとじっくり見てみたかった。
次は5年後?
長生きしなきゃ。