もれうけたまわるところによると、
ご贔屓のアーティストが出演するコンサートやら
ファンミ(ファンミ-ティングの略)やミュージカルを
韓国まで追っかけてるらしい。
おそらく筋金入りの韓流ファンだ。
そのKさんに新大久保に誘われた。
同じ仕事先のAさんとともに。
ちなみにAさんは別のアーティストのライトなファン。
なぜオレに声がかかったかというと、
人数が多いほうがいろんなものが食べられるから。
つまり、食事要員、割り勘要員だ。
それでも、新大久保がコリアタウンと化してから、
一度も足を踏み入れたことがなかったので、
興味津々でお供した。
仕事が終わらないAさんより先に、
Kさんと新大久保へ。
いたるところハングル文字だらけ。
ごま油や煙の香りが鼻をくすぐる。
Kさんがまず向かったのは「コリアン・クラブ」。
名前だけ聞くとピンクのネオンが妖しげで、
色っぽいところを想像してしまうが、
韓流アーティストのCD、DVDを扱う明るい店だった。
Kさんはオレの語彙にない言葉を発しながら何かを懸命に探し、
店員さんと理解不能な内容の会話を繰り広げ、
ニュースペーパーの表紙を見て嬌声をあげ、
とても尋常といえる代物ではなかった。
幸い、韓流関係の店探検は1軒で終わり、
いよいよ待望の韓国料理店へ!
店の名は「さんぱ家」。
サンパとはサムギョプサルに似た豚肉料理。

まず現れたのは、いわばお通し。
ポタージュスープみたいなかぼちゃのお粥と
すっきりすっぱいザクロ酢。
どちらもシンプルな味わいだ。
(生ビールには合わなかったが)
おなじみの皿と箸のほかに、
チューリップの様な紙で包まれたスプーンが
韓国料理気分を盛り上げる。

卓上コンロに置かれた鉄板(石板?)が
斜めになってて、下になってるところの縁には、
小さな出口のようなものがあって、
その下にはステンレスの四角い器が置かれている。
Kさんいわく、これは豚の脂を流すためのもの。
なるほど、いいアイディアだ。

豚の三枚肉とキムチの古漬けを並べて焼き、
店員さんがはさみでひと口大に切ってくれる。
(ちなみにこれで2人前。これにチゲもつく)

その肉を葉っぱに包んで、

サムジャンという味噌と古代米を巻いて食べる。
葉っぱはサンチュやレタスといったおなじみのものから、
エゴマや香りや辛みのある葉っぱまで7~8種類。
ひと口でほおばれる大きさに葉っぱをちぎって、
2種類以上重ねて食べることをすすめられる。
さらに、葉っぱの裏側に肉や味噌を置いて、
表のツルっとした方が口内にあたるようにしろと。
そうすると口当たりがいいからだそうだ。
なるほど、的を射ている。
サムジャンにはエビやイカのほかに魚粉も使われてて、
口にした瞬間、かつおだしのような和風な味わい。
葉っぱや包むものをいろいろ変えながら食って、
終盤になってようやく自分のベストを発見。
それは、葉っぱの皿の写真の左にある大根の酢漬けと
葉っぱと豚肉の組み合わせ。
韓国料理の醍醐味には欠けるけど、
すごくあっさりした口当たりになって後味もいい。
チャプチエとキムチ盛り合わせを頼み、
遅れてやってきたAさんと3人で食って、
腹がはちきれそうになるほど。
生ビールや生マッコリで腹が膨れたことを差し引いても、
十分以上の量だ。
さすがKさん、無駄に場数を踏んでない。
これだけの説明じゃサンパの魅力も伝わらないと思うので、
くわしいことは「さんぱ家」のHPをご参照ください。
http://www.sanpaya.com/
店を出た後、隣の店のメニューを見ていたら、
不思議な料理を発見。
「アソコの煮物」「アンコの煮物」?
おそらく「アンコウの煮物」だろうが、
「アソコ」で笑える状態にあったということは、
いい感じに酔ってたに違いない。
重い腹を抱えてKさんが次に案内してくれたのが、
「韓国広場」。
そこはめくるめく韓国食材のスーパーマーケット。
韓国海苔の刻み海苔に韓国ごま油、
チジミの素にコチュジャン、お菓子。
冷麺の細麺とスープ。
石焼ビビンバ用の器とかステンレスの器とか
ほしいものがいくつもあったけど、
金もないし、このあたりで我慢。
続いて「ドン.キホーテ」へ行ってみると、
置いてる物から買い物客まで異国の風情。
ある意味ハマる。
初めての新大久保は期待以上!
次は韓国家庭料理を食べてみたいもんだ。