急激に温かくなったから、
(ってわけじゃなく、仕事の一環で)
伊豆の河津に行ってきた。

河津は1月末には桜が見られる、
関東で最も早い桜の名所。

寒さ厳しい今年は、
例年より開花が1~2か月遅れてて、
今ようやく七分咲き。

河津駅に近づくと、
あちこちにピンクのかたまりがあって、
かなり咲いてる様子。

それに引かれて訪れてる人も多く、
平日とは思えないくらい。

駅周辺には臨時駐車場がいくつもあり、
どこも駐車料金¥500。

おそらく一年で一番
観光客が集まる時期だからって……。

コンビニで買い物ついでに車を止め、
川沿いの桜にひかれて歩いてみた。


天気がいまいちだったんでドンヨリしてるけど、
河津桜のピンクと菜の花の黄色、
コントラストが春らしくて美しい。


菜の花と一緒に桜が咲くのって、
そんなに多くないのでは?

ちなみに、ここに咲いてる桜は、
ソメイヨシノじゃなく「河津桜」。

ヒカンザクラとオオシマザクラの
自然交配によってできた品種だそうで、
河津エリアのみに分布している。


ソメイヨシノに比べるとピンクが強く、
花と葉っぱが一緒にでてくるのは、
ヤマザクラの系譜か。

ピンクの花弁は輪郭がくっきりしていて、
おおらかな優しさをたたえている。

たとえて言うなら、伊豆らしい、
気立てのいい素朴な美人という風情。 

近寄ってみるとその特徴がよくわかるので、
ちょっと早い花見をお楽しみください。